日本ダービーは2022年5月29日に東京競馬場で行われる三歳馬の頂点を決める競馬の祭典。日本ダービーは2022年で第89回を迎え、昨年はシャフリヤールが優勝した。日本ダービーの出走予定馬・予想オッズ・騎手・日程・賞金・過去の結果などをチェックしてみよう。
目次
2022年・日本ダービーの結果は!?
2022年の日本ダービーを制したのは『ドウデュース(Do Deuce)』。直線外から鋭い末脚を炸裂させると後続をそのまま完封。皐月賞3着の悔しさを晴らす素晴らしい勝利で、7522頭の頂点に立った。
1着:ドウデュース
2着:イクイノックス(クビ)
3着:アスクビクターモア(2馬身)
4着:ダノンベルーガ(クビ)
5着:プラダリア(3馬身)
勝ちタイム:2.21.9(レコード)
優勝騎手:武 豊
馬場:良
2022年・日本ダービーの出走予定馬をチェック
2022年・日本ダービーの枠順が発表されました。
人気が予想されるところではイクイノックスが8枠18番、ダノンベルーガは6枠12番、ドウデュースは7枠13番に入りました。
果たしてどんな結末が待っているのか!?
5月28日にJRAから発表された日本ダービーの前日最終オッズです。
1番人気はダノンベルーガで3.7倍、2番人気はドウデュースで3.8倍、イクイノックスが4.3倍で続いています。
馬券に絡むのは人気馬か、穴馬か。
あなたの決断は?
2022年5月26日にJRAより発表された日本ダービーに出走する馬の調教後に計測された馬体重一覧です。
輸送などでこの馬体重からさらに増減があることが予想されます。
当日の馬体重もしっかりチェックしてください。
2022年の日本ダービーの出走予定馬を掲載しています(カッコの中は想定騎手)。
フルゲートは18頭となっています。
- アスクビクターモア(田辺裕信)
- アスクワイルドモア(岩田望来)
- イクイノックス(C.ルメール)
- オニャンコポン(菅原明良)
- キラーアビリティ(横山武史)
- ジオグリフ(福永祐一)
- ジャスティンパレス(M.デムーロ)
- ジャスティンロック(松山弘平)
- セイウンハーデス(幸英明)
- ダノンベルーガ(川田将雅)
- デシエルト(岩田康誠)
- ドウデュース(武豊)
- ビーアストニッシド(和田竜二)
- ピースオブエイト(藤岡佑介)
- プラダリア(池添謙一)
- マテンロウオリオン(横山典弘)
- マテンロウレオ(横山和生)
- ロードレゼル(D.レーン)
- コマンドライン(未定)
- ポッドボレット(未定)
- ヴェローナシチー(未定)
- アサヒ(未定)
2022年・日本ダービーの出走予定馬をピックアップしました。注目馬は随時追加していく予定です。
ジオグリフ・3歳牡馬
父:ドレフォン
母:アロマティコ
母父:キングカメハメハ
主な勝鞍:2022年・皐月賞
馬名の由来:地上絵
前走:皐月賞・1着(5番人気)
牡馬クラシック一冠目の皐月賞を鮮やかに制したジオグリフ。
距離がカギとなりそうだが、どんな走りをするか楽しみにしたい。
ダノンベルーガ・3歳牡馬
父:ハーツクライ
母:コーステッド
母父:Tizway
主な勝鞍:2022年・共同通信杯
馬名の由来:冠名+クジラ目の哺乳類
前走:皐月賞・4着(2番人気)
ダービーと相性がいい共同通信杯を勝利し一気に注目度が増した。
早くから川田騎手を確保した辺りに陣営の期待の高さがうかがえる。
抜群の切れ味で世代の頂点へ。
イクイノックス・3歳牡馬
父:キタサンブラック
母:シャトーブランシュ
母父:キングヘイロー
主な勝鞍:2021年・東京スポーツ杯2歳ステークス
馬名の由来:昼と夜の長さがほぼ等しくなる時
前走:皐月賞・2着(3番人気)
父に似て大物感を感じさせる好馬体の持ち主。
東京スポーツ杯2歳ステークスで見せた決め手は本物だ。
キラーアビリティ・3歳牡馬
父:ディープインパクト
母:キラーグレイシス
母父:Congaree
主な勝鞍:2021年・ホープフルステークス
馬名の由来:素晴らしい能力、才能。母名、一族名より連想
前走:皐月賞・13着(4番人気)
G1・ホープフルステークス勝ち馬。
まだまだ幼い面があり成長の余地は十分。
ドウデュース・3歳牡馬
父:ハーツクライ
母:ダストアンドダイヤモンズ
母父:Vindication
主な勝鞍:2021年・朝日杯フューチュリティステークス
馬名の由来:する+テニス用語(勝利目前の意味)
前走:皐月賞・3着(1番人気)
2歳マイル王。
ハーツクライ産駒は東京コースとの相性がいいだけにこの距離でも。
アスクビクターモア・3歳牡馬
父:ディープインパクト
母:カルティカ
母父:Rainbow Quest
主な勝鞍:2022年・弥生賞
馬名の由来:冠名+勝者+より多くの
前走:皐月賞・5着(6番人気)
今年の弥生賞を制した期待のディープ産駒。
スタミナを生かす展開希望。
オニャンコポン・3歳牡馬
父:エイシンフラッシュ
母:シャリオドール
母父: ヴィクトワールピサ
主な勝鞍:2022年・京成杯
馬名の由来:偉大な者(アカン語)
前走:皐月賞・6着(8番人気)
馬名のごとく、偉大な者への道を突き進め。
マテンロウオリオン・3歳牡馬
父:ダイワメジャー
母:パルテノン
母父:キングカメハメハ
主な勝鞍:2022年・シンザン記念
馬名の由来:摩天楼+星座の名
前走:NHKマイルカップ・2着(3番人気)
今年のシンザン記念勝ち馬で、先日行われたNHKマイルカップでも2着に入ったマテンロウオリオンが参戦を決めた。
距離の壁を越えられるか。
デシエルト・3歳牡馬
父:ドレフォン
母:アドマイヤセプター
母父:キングカメハメハ
主な勝鞍:2022年・若葉ステークス
馬名の由来:チリのオブジェ、マノデルデシエルトより
前走:皐月賞・16着(7番人気)
皐月賞の大敗はスタートのつまずきが全て。
スムーズな競馬ができればもっとやれていい。
プラダリア・3歳牡馬
父:ディープインパクト
母:シャッセロール
母父:クロフネ
主な勝鞍:2022年・青葉賞
馬名の由来:草原(ポルトガル語)
前走:青葉賞・1着(4番人気)
青葉賞では先行抜け出しの戦略で優勝。
一気にメンバーが強化される本番でどんな走りを見せられるか。
アスクワイルドモア・3歳牡馬
父:キズナ
母:ラセレシオン
母父:ゼンノロブロイ
主な勝鞍:2022年・京都新聞杯
馬名の由来:冠名+もっとワイルドに
前走:京都新聞杯・1着(8番人気)
京都新聞杯をレコードタイムで優勝。
父キズナのように京都新聞杯からダービー制覇を狙う。
ピースオブエイト・3歳牡馬
父:スクリーンヒーロー
母:トレジャーステイト
母父:Oasis Dream
主な勝鞍:2022年・毎日杯
馬名の由来:大航海時代の価値の高い貿易通貨。母名より連想
前走:毎日杯・1着(4番人気)
無傷の3連勝で毎日杯を制している。
4連勝で頂点とれるか。
セイウンハーデス・3歳牡馬
父:シルバーステート
母:ハイノリッジ
母父:マンハッタンカフェ
主な勝鞍:2022年・プリンシパルステークス
馬名の由来:冠名+ギリシャ神話の冥府の神
前走:プリンシパルステークス・1着(6番人気)
プリンシパルステークスを半馬身差で制し大舞台への切符をゲット。
人気薄の大駆けを狙う。
マテンロウレオ・3歳牡馬
父:ハーツクライ
母:サラトガヴィーナス
母父:ブライアンズタイム
主な勝鞍:2022年・きさらぎ賞
馬名の由来:摩天楼+星座の名
前走:皐月賞・12着(14番人気)
今回からチークピーシズを着用する予定。
レースに集中して巻き返しを図る。
ジャスティンロック・3歳牡馬
父:リオンディーズ
母:フラワーロック
母父:アッミラーレ
主な勝鞍:2021年・京都2歳ステークス
馬名の由来:冠名+母名の一部
前走:皐月賞・7着(10番人気)
ジャスティンパレス・3歳牡馬
父:ディープインパクト
母:パレスルーマー
母父:Royal Anthem
主な勝鞍:2021年・黄菊賞
馬名の由来:冠名+母名の一部
前走:皐月賞・9着(9番人気)
前哨戦・参考レース
1着:ピースオブエイト
2着:ベジャール(3/4馬身)
3着:ドゥラドーレス(1/2馬身)
勝ちタイム:1.47.5
優勝騎手:藤岡 佑介
馬場:稍重
1着:ジオグリフ
2着:イクイノックス(1馬身)
3着:ドウデュース(1-1/4馬身)
勝ちタイム:1.59.7
優勝騎手:福永 祐一
馬場:良
1着:プラダリア
2着:ロードレゼル(1/2馬身)
3着:エターナルビクトリ(1/2馬身)
勝ちタイム:2.24.2
優勝騎手:池添 謙一
馬場:良
1着:アスクワイルドモア
2着:ヴェローナシチー(1/2馬身)
3着:ボルドグフーシュ(1-1/4馬身)
勝ちタイム:2.09.5
優勝騎手:岩田 望来
馬場:良
1着:セイウンハーデス
2着:キングズパレス(1/2馬身)
3着:マイネルクリソーラ(アタマ)
勝ちタイム:1.59.0
優勝騎手:幸 英明
馬場:良
1着:ダノンスコーピオン
2着:マテンロウオリオン(クビ)
3着:カワキタレブリー(クビ)
勝ちタイム:1.32.3
優勝騎手:川田 将雅
馬場:良
日本ダービー2022の予想オッズ
2022年・日本ダービーの予想オッズはこのように予想しています。
皐月賞2着からの逆転を狙うイクイノックスが1番人気に支持されると予想します。
上位4頭あたりまでが一桁オッズの人気でしょうか。
カッコ内はオッズとなっています。
- イクイノックス(2.5)
- ダノンベルーガ(3.5)
- ドウデュース(5.0)
- ジオグリフ(8.5)
- オニャンコポン(15.0)
- キラーアビリティ(18.0)
- マテンロウオリオン(21.0)
- アスクビクターモア(25.0)
- ピースオブエイト(28.0)
- プラダリア(42.0)
- コマンドライン(☆)
- ロードレゼル(☆)
- アスクワイルドモア(☆)
- ジャスティンパレス(☆)
- デシエルト(☆)
- ビーアストニッシド(☆)
- ジャスティンロック(☆)
- セイウンハーデス(☆)
- マテンロウレオ(☆)
☆印は50倍以上と予想しています。
日本ダービーの日程・賞金
2022年5月29日(日)東京競馬場
格:G1 1着本賞金:2億円
年齢:3歳牡馬・牝馬 距離:2,400m(芝・左)
牡馬クラシックについて
牡馬クラシックはJRAが開催する皐月賞、日本ダービー、菊花賞の三競走を指す。
皐月賞は「最も速い馬が勝つ」、日本ダービーは「最も運のある馬が勝つ」、菊花賞は「最も強い馬が勝つ」と言われている。
過去に牡馬クラシック三冠馬はセントライト、シンザン、ミスターシービー、シンボリルドルフ、ナリタブライアン、ディープインパクト、オルフェーヴル、コントレイルの8頭。
中でもシンボリルドルフとディープインパクト、コントレイルは無敗で三冠馬に輝いている。
日本ダービー・プレイバック
2020年の日本ダービーを制したのは『コントレイル(Contrail)』。福永祐一騎手が手綱を執った1番人気のコントレイルが直線で鋭く伸びて圧勝。父・ディープインパクト以来となる無敗での二冠達成となった。その後菊花賞も制し無敗の三冠馬に輝くことになる。
2着には3馬身差でサリオス、さらに1-3/4差の3着にはヴェルトライゼンデが入った。
1着:コントレイル
2着:サリオス(3馬身)
3着:ヴェルトライゼンデ(1-3/4馬身)
4着:サトノインプレッサ(アタマ)
5着:ディープボンド(1/2馬身)
勝ちタイム:2.24.1
優勝騎手:福永 祐一
馬場:良