菊花賞は2023年10月22日に京都競馬場で行われるクラシック三冠・最終戦。菊花賞は2023年で第84回を迎え、昨年はアスクビクターモアが優勝した。菊花賞の出走予定馬・予想オッズ・騎手・日程・賞金・過去の結果などをチェックしてみよう。
目次
2023年・菊花賞の結果は!?
2023年の菊花賞を制したのは『ドゥレッツァ(Durezza)』。出入りの激しいレース展開にも動じず、直線では抜群の手応えで抜け出し後続を圧倒。3馬身半の差をつけ5連勝で最後の一冠を手にした。
1着:ドゥレッツァ
2着:タスティエーラ(3-1/2馬身)
3着:ソールオリエンス(1-1/2馬身)
4着:リビアングラス(3/4馬身)
5着:サヴォーナ(ハナ)
勝ちタイム:3:03.1
優勝騎手:C.ルメール
馬場:良
2023年・菊花賞の出走予定馬をチェック
2023年・菊花賞の枠順が発表されました。
人気が予想されるところではソールオリエンスが7枠14番、タスティエーラは4枠7番、サトノグランツは6枠11番に入りました。
果たしてどんな結末が待っているのか!?
10月21日にJRAから発表された菊花賞の前日最終オッズです。
1番人気はソールオリエンスが2.9倍、2番人気はタスティエーラで4.3倍、サトノグランツが5.5倍で続いています。
馬券に絡むのは人気馬か、穴馬か。
あなたの決断は?
2023年10月19日にJRAより発表された菊花賞に出走する馬の調教後に計測された馬体重一覧です。
輸送などでこの馬体重からさらに増減があることが予想されます。
当日の馬体重もしっかりチェックしてください。
2023年の菊花賞の出走予定馬を掲載しています(カッコの中は想定騎手)。
フルゲートは18頭となっています。
- ウインオーディン(三浦皇成)
- サヴォーナ(池添謙一)
- サトノグランツ(川田将雅)
- ショウナンバシット(M.デムーロ)
- シーズンリッチ(角田大河)
- ソールオリエンス(横山武史)
- タスティエーラ(J.モレイラ)
- ダノントルネード(西村淳也)
- ドゥレッツァ(C.ルメール)
- トップナイフ(横山典弘)
- ナイトインロンドン(和田竜二)
- ノッキングポイント(北村宏司)
- パクスオトマニカ(田辺裕信)
- ハーツコンチェルト(松山弘平)
- ファントムシーフ(武豊)
- マイネルラウレア(岩田望来)
- リビアングラス(坂井瑠星)
2023年菊花賞のデータ&出走馬紹介です。
同レースの過去の傾向に加え、今年の出走馬をご紹介いたします。
2023年・菊花賞の出走予定馬をピックアップしました。注目馬は随時追加していく予定です。
タスティエーラ・3歳牡馬
父:サトノクラウン
母:パルティトゥーラ
母父:マンハッタンカフェ
主な勝鞍:2023年・日本ダービー
馬名の由来:(楽器の)キーボード(伊)。母名より連想
天皇賞秋と両にらみだったが、菊花賞に挑戦することが正式に発表された。
牡馬2冠制覇なるか。
ソールオリエンス・3歳牡馬
父:キタサンブラック
母:スキア
母父:Motivator
主な勝鞍:2023年・皐月賞
馬名の由来:朝日(ラテン語)
皐月賞馬・ソールオリエンスも菊花賞に参戦する。
ここ2戦は連続2着だが、力負けではない。
直接対決を制し雪辱を。
サトノグランツ・3歳牡馬
父:サトノダイヤモンド
母:チェリーコレクト
母父:Oratorio
主な勝鞍:2023年・神戸新聞杯
馬名の由来:冠名+輝き(独)
神戸新聞杯ではうまく馬群を捌いてレコードタイムで制し、京都新聞杯以来となる2つ目の重賞タイトルを手にした。
友道調教師曰く「おっとりしている馬で距離は全然問題ない」とのことで、本番でも楽しみな存在。
ハーツコンチェルト・3歳牡馬
父:ハーツクライ
母:ナスノシベリウス
母父:Unbridled’s Song
主な勝鞍:2022年・2歳新馬
馬名の由来:父名の一部+協奏曲。姉名の音楽用語シンフォニーから連想
ダービーはタイム差なしの3着とあと一歩のところで栄光を逃した。
今度こそ勝利の歌を奏でたい。
トップナイフ・3歳牡馬
父:デクラレーションオブウォー
母:ビーウインド
母父:スピニングワールド
主な勝鞍:2022年・萩ステークス
馬名の由来:超一流の技術
好メンバーが揃った札幌記念で2着と大健闘。
古馬に揉まれた経験を生かして。
サヴォーナ・3歳牡馬
父:キズナ
母:テイケイラピッド
母父:スニッツェル
主な勝鞍:2023年・信夫山特別
馬名の由来:イタリアの都市名
神戸新聞杯では勝ち馬にアタマ差かわされるも、価値ある2着で菊花賞への優先出走権を獲得した。
芝2600mの信夫山特別を3馬身差で制しておりスタミナは兼ね備えている。
ファントムシーフ・3歳牡馬
父:ハービンジャー
母:ルパンII
母父:Medaglia d’Oro
主な勝鞍:2023年・共同通信杯
馬名の由来:怪盗。母名より連想
共同通信杯の勝ち馬で皐月賞でも3着の実績馬。
神戸新聞杯は逃げて0.1秒差の3着に敗れるも、陣営は悲観しておらず本番に向けて作戦を練ってくるはずだ。
ノッキングポイント・3歳牡馬
父:モーリス
母:チェッキーノ
母父:キングカメハメハ
主な勝鞍:2023年・新潟記念
馬名の由来:アーチェリーで矢を弦につがえる場所
距離は長いものの、天皇賞秋の強豪ひしめくレースより戦いやすいメンバーになりそうとのことで菊花賞を選択。
直線まで力をためられれば。
ドゥレッツァ・3歳牡馬
父:ドゥラメンテ
母:モアザンセイクリッド
母父:More Than Ready
主な勝鞍:2023年・日本海ステークス
馬名の由来:激しさ、厳しさ(音楽用語)。父名より連想
新馬戦こそ3着に敗れたものの、その後は破竹の4連勝でG1に歩を進めてきた。
勢いそのままにG1タイトルを手にできるか。
シーズンリッチ・3歳牡馬
父:ドゥラメンテ
母:エバーシャルマン
母父:ハーツクライ
主な勝鞍:2023年・毎日杯
馬名の由来:旬が豊富
春は毎日杯で重賞初制覇を果たし、ダービーでも7着と健闘。
秋に旬を迎えるか。
主な回避馬
レーベンスティール・3歳牡馬
父:リアルスティール
母:トウカイライフ
母父:トウカイテイオー
主な勝鞍:2023年・セントライト記念
馬名の由来:生き様(独)。父名、母名より連想。生き様で魅了する馬になるように
セントライト記念を制して優先出走権を得ていたレーベンスティールは前走の疲れが見られるとのことで菊花賞は回避する。
参考レース・前哨戦
1着:ソールオリエンス
2着:タスティエーラ
3着:ファントムシーフ
5着:ショウナンバシット
7着:トップナイフ
8着:ウインオーディン
14着:マイネルラウレア
勝ちタイム:2:00.6
優勝騎手:横山 武史
馬場:重
1着:タスティエーラ
2着:ソールオリエンス
3着:ハーツコンチェルト
5着:ノッキングポイント
7着:シーズンリッチ
8着:ファントムシーフ
11着:サトノグランツ
13着:パクスオトマニカ
14着:トップナイフ
16着:ショウナンバシット
勝ちタイム:2:25.2
優勝騎手:D.レーン
馬場:良
2着:トップナイフ
勝ちタイム:2:01.5
優勝騎手:川田 将雅
馬場:稍重
1着:ノッキングポイント
勝ちタイム:1:59.0
優勝騎手:北村 宏司
馬場:良
2着:ソールオリエンス
6着:ウインオーディン
勝ちタイム:2:11.4
優勝騎手:J.モレイラ
馬場:良
1着:サトノグランツ
2着:サヴォーナ
3着:ファントムシーフ
5着:ハーツコンチェルト
7着:ショウナンバシット
8着:マイネルラウレア
10着:シーズンリッチ
11着:ナイトインロンドン
勝ちタイム:2:23.5(レコード)
優勝騎手:川田 将雅
馬場:良
JRA公式YouTubeチャンネル作成の2023年・菊花賞の出走馬参考レース動画です。
出走予定馬の過去のレースを振り返り、馬券の参考にしよう!
菊花賞2023の予想オッズ
2023年・菊花賞の予想オッズはこのように予想しています。
皐月賞馬で、日本ダービー2着の雪辱に燃えるソールオリエンスが1番人気に支持されると予想します。
上位3頭あたりまでが一桁オッズの人気でしょうか。
カッコ内はオッズとなっています。
- ソールオリエンス(4.0)
- タスティエーラ(4.5)
- サトノグランツ(5.5)
- ドゥレッツァ(10.5)
- ファントムシーフ(11.5)
- ノッキングポイント(14.0)
- ハーツコンチェルト(15.5)
- サヴォーナ(17.5)
- リビアングラス(20.0)
- トップナイフ(27.0)
- ショウナンバシット(36.0)
- ナイトインロンドン(39.5)
- ダノントルネード(☆)
- マイネルラウレア(☆)
- ウインオーディン(☆)
- シーズンリッチ(☆)
- パクスオトマニカ(☆)
☆印は50倍以上と予想しています。
菊花賞の日程・賞金
2023年10月22日(日)京都競馬場
格:G1 1着本賞金:2億円
年齢:3歳牡馬・牝馬 距離:3,000m(芝・右)
牡馬クラシックについて
牡馬クラシックはJRAが開催する皐月賞、日本ダービー、菊花賞の三競走を指す。
皐月賞は「最も速い馬が勝つ」、日本ダービーは「最も運のある馬が勝つ」、菊花賞は「最も強い馬が勝つ」と言われている。
過去に牡馬クラシック三冠馬はセントライト、シンザン、ミスターシービー、シンボリルドルフ、ナリタブライアン、ディープインパクト、オルフェーヴル、コントレイルの8頭。
中でもシンボリルドルフとディープインパクト、コントレイルは無敗で三冠馬に輝いている。
菊花賞・プレイバック
2020年の菊花賞を制したのは『コントレイル(Contrail)』。アリストテレスとの直線の攻防をクビ差制し、史上三頭目の無敗での牡馬三冠を達成した。
1着:コントレイル
2着:アリストテレス(クビ)
3着:サトノフラッグ(3-1/2馬身)
4着:ディープボンド(クビ)
5着:ブラックホール(クビ)
勝ちタイム:3.05.5
優勝騎手:福永 祐一
馬場:良