皐月賞は2022年4月17日に中山競馬場で行われる3歳クラシックの第一戦。皐月賞は2022年で第82回を迎え、昨年はエフフォーリアが制した。皐月賞の出走予定馬・予想オッズ・騎手・日程・賞金・過去の結果などをチェックしてみよう。
目次
2022年・皐月賞の結果は!?
2022年の皐月賞を制したのは『ジオグリフ(Geoglyph)』。中団でリズム良く進めると直線では外からライバルたちを丸ごと差し切り優勝。テン乗りとなった福永騎手の手綱さばきが光る会心の勝利となった。
1着:ジオグリフ
2着:イクイノックス(1馬身)
3着:ドウデュース(1-1/4馬身)
4着:ダノンベルーガ(クビ)
5着:アスクビクターモア(クビ)
勝ちタイム:1.59.7
優勝騎手:福永 祐一
馬場:良
2022年・皐月賞の出走予定馬をチェック
2022年・皐月賞の枠順が発表されました。
人気が予想されるところではドウデュースが6枠12番、ダノンベルーガは1枠1番、イクイノックスは8枠18番に入りました。
果たしてどんな結末が待っているのか!?
4月16日にJRAから発表された皐月賞の前日最終オッズです。
1番人気はドウデュースで4.9倍、2番人気はダノンベルーガで5.7倍、イクイノックスが5.8倍で続いています。
馬券に絡むのは人気馬か、穴馬か。
あなたの決断は?
2022年4月14日にJRAより発表された皐月賞に出走する馬の調教後に計測された馬体重一覧です。
輸送などでこの馬体重からさらに増減があることが予想されます。
当日の馬体重もしっかりチェックしてください。
2022年の皐月賞の出走予定馬を掲載しています(カッコの中は想定騎手)。
フルゲートは18頭となっています。
- アスクビクターモア(田辺裕信)
- イクイノックス(C.ルメール)
- オニャンコポン(菅原明良)
- キラーアビリティ(横山武史)
- グランドライン(三浦皇成)
- サトノヘリオス(岩田望来)
- ジオグリフ(福永祐一)
- ジャスティンパレス(M.デムーロ)
- ジャスティンロック(戸崎圭太)
- ダノンベルーガ(川田将雅)
- ダンテスヴュー(吉田隼人)
- デシエルト(岩田康誠)
- ドウデュース(武豊)
- トーセンヴァンノ(木幡巧也)
- ビーアストニッシド(和田竜二)
- ボーンディスウェイ(石橋脩)
- マテンロウレオ(横山典弘)
- ラーグルフ(丸田恭介)
- オウケンボルト(未定)
- ナニハサテオキ(未定)
- メイショウラナキラ(未定)
2022年・皐月賞の出走予定馬をピックアップしました。注目馬は随時追加していく予定です。
ドウデュース・3歳牡馬
父:ハーツクライ
母:ダストアンドダイヤモンズ
母父:Vindication
主な勝鞍:2021年・朝日杯フューチュリティステークス
馬名の由来:する+テニス用語(勝利目前の意味)
無傷の3連勝で朝日杯フューチュリティステークスを制した2歳マイル王。
弥生賞では初黒星を喫したが、スムーズさを欠いただけで悲観する内容ではなかった。
世代トップの座は譲らない。本番で結果を出せばいいだけだ。
キラーアビリティ・3歳牡馬
父:ディープインパクト
母:キラーグレイシス
母父:Congaree
主な勝鞍:2021年・ホープフルステークス
馬名の由来:素晴らしい能力、才能。母名、一族名より連想
ホープフルステークスを制し2歳中距離王に君臨。
さらに「素晴らしい能力」に磨きをかけて3歳でも頂点に。
皐月賞に横山武史騎手とのコンビで直行する。
イクイノックス・3歳牡馬
父:キタサンブラック
母:シャトーブランシュ
母父:キングヘイロー
主な勝鞍:2021年・東京スポーツ杯2歳ステークス
馬名の由来:昼と夜の長さがほぼ等しくなる時
東京スポーツ杯2歳ステークスを驚異の決め手で制したイクイノックスは前哨戦を使わず皐月賞に直行を選択。
G1でどんな走りを見せてくれるか楽しみしかない。
ダノンベルーガ・3歳牡馬
父:ハーツクライ
母:コーステッド
母父:Tizway
主な勝鞍:2022年・共同通信杯
馬名の由来:冠名+クジラ目の哺乳類
デビュー2戦目となった共同通信杯では規格外の決め手で他馬を圧倒した。
ポテンシャルは間違いなくG1級だが、中山コースをどのようにこなすかが見所か。
アスクビクターモア・3歳牡馬
父:ディープインパクト
母:カルティカ
母父:Rainbow Quest
主な勝鞍:2022年・弥生賞
馬名の由来:冠名+勝者+より多くの
弥生賞を制し一躍クラシック候補に名乗りを上げた。
中山コースは3戦3勝。
ジャスティンパレス・3歳牡馬
父:ディープインパクト
母:パレスルーマー
母父:Royal Anthem
主な勝鞍:2021年・黄菊賞
馬名の由来:冠名+母名の一部
ホープフルステークスでは1馬身半差の2着。
年を重ねて逆転目指す。
ビーアストニッシド・3歳牡馬
父:アメリカンペイトリオット
母:マオリオ
母父:ネオユニヴァース
主な勝鞍:2022年・スプリングステークス
馬名の由来:驚かされる
スプリングステークスを逃げ切り重賞初V。
G1の舞台でも競馬ファンを驚かせることができるか。
オニャンコポン・3歳牡馬
父:エイシンフラッシュ
母:シャリオドール
母父:ヴィクトワールピサ
主な勝鞍:2022年・京成杯
馬名の由来:偉大な者(アカン語)
京成杯を制し重賞初制覇。
かわいい馬名の響きからこの馬のファンは多い。
ジオグリフ・3歳牡馬
父:ドレフォン
母:アロマティコ
母父:キングカメハメハ
主な勝鞍:2021年・札幌2歳ステークス
馬名の由来:地上絵
朝日杯フューチュリティステークスでは外枠&距離不足に苦しみ5着に沈んだ。
距離さえ伸びれば逆転も。
デシエルト・3歳牡馬
父:ドレフォン
母:アドマイヤセプター
母父:キングカメハメハ
主な勝鞍:2022年・若葉ステークス
馬名の由来:チリのオブジェ、マノデルデシエルトより
初芝の一戦となった若葉ステークスを逃げ切り無傷の3連勝を飾った。
メンバーが一気に強くなるG1戦でも同じような競馬ができるかがポイントとなりそうだ。
ジャスティンロック・3歳牡馬
父:リオンディーズ
母:フラワーロック
母父:アッミラーレ
主な勝鞍:2021年・京都2歳ステークス
馬名の由来:冠名+母名の一部
京都2歳ステークスの覇者。
弥生賞は休み明けで少し力んだ影響もあり4着。
主な回避馬
アライバル・3歳牡馬
父:ハービンジャー
母:クルミナル
母父:ディープインパクト
主な勝鞍:2021年・2歳新馬
馬名の由来:到達。競馬界の頂点に達するよう願いをこめて。母名より連想
スプリングステークス2着で皐月賞の優先出走権を手にしているが脚元の状態を考慮し回避の予定。
今後は未定となっている。
ヴェローナシチー・3歳牡馬
父:エピファネイア
母:アモーレエテルノ
母父:ゼンノロブロイ
主な勝鞍:2021年・2歳未勝利
馬名の由来:母名と同名のワインの原産地+冠名
若葉ステークスで2着に入り皐月賞への優先出走権を手にしたヴェローナシチーだが、中山コースの相性を考慮し皐月賞回避を決めた。
今後は京都新聞杯から日本ダービーを目指す。
前哨戦・参考レース
1着:ドウデュース
2着:セリフォス(1/2馬身)
3着:ダノンスコーピオン(1/2馬身)
勝ちタイム:1.33.5
優勝騎手:武 豊
馬場:良
1着:キラーアビリティ
2着:ジャスティンパレス(1-1/2馬身)
3着:ラーグルフ(1-1/4馬身)
勝ちタイム:2.00.6
優勝騎手:横山 武史
馬場:良
1着:オニャンコポン
2着:ロジハービン(1-1/4馬身)
3着:ヴェローナシチー(1-1/4馬身)
勝ちタイム:2.01.3
優勝騎手:菅原 明良
馬場:良
1着:マテンロウレオ
2着:ダンテスヴュー(ハナ)
3着:メイショウゲキリン(1-1/2馬身)
勝ちタイム:2.00.5
優勝騎手:横山 典弘
馬場:稍重
1着:ダノンベルーガ
2着:ジオグリフ(1-1/2馬身)
3着:ビーアストニッシド(1-1/2馬身)
勝ちタイム:1.47.9
優勝騎手:松山 弘平
馬場:稍重
1着:アスクビクターモア
2着:ドウデュース(クビ)
3着:ボーンディスウェイ(1/2馬身)
勝ちタイム:2.00.5
優勝騎手:田辺 裕信
馬場:良
1着:デシエルト
2着:ヴェローナシチー(3馬身)
3着:フィデル(1/2馬身)
勝ちタイム:2.00.2
優勝騎手:岩田 康誠
馬場:稍重
1着:ビーアストニッシド
2着:アライバル(ハナ)
3着:サトノヘリオス(1-1/4馬身)
勝ちタイム:1.48.4
優勝騎手:岩田 康誠
馬場:稍重
皐月賞2022の予想オッズ
2022年・皐月賞の予想オッズはこのように予想しています。
2歳マイル王で、前哨戦の弥生賞でも僅差の2着だったドウデュースが1番人気に支持されると予想します。
上位5頭あたりまでが一桁オッズの人気でしょうか。
カッコ内はオッズとなっています。
- ドウデュース(3.0)
- ダノンベルーガ(4.0)
- イクイノックス(5.0)
- キラーアビリティ(6.0)
- アスクビクターモア(9.0)
- オニャンコポン(11.0)
- デシエルト(14.5)
- ジオグリフ(19.0)
- ジャスティンパレス(30.0)
- サトノヘリオス(48.5)
- ビーアストニッシド(☆)
- ダンテスヴュー(☆)
- ジャスティンロック(☆)
- ラーグルフ(☆)
- ボーンディスウェイ(☆)
- マテンロウレオ(☆)
- トーセンヴァンノ(☆)
- グランドライン(☆)
☆印は50倍以上と予想しています。
皐月賞の日程・賞金
2022年4月17日(日)中山競馬場
格:G1 1着本賞金:1億5,000万円
年齢:3歳牡馬・牝馬 距離:2,000m(芝・右)
皐月賞には錚々たる馬が勝ち馬に名を連ねる。レコードタイムは2017年のアルアインが叩きだした「1:57.8」となっている。
牡馬クラシックについて
牡馬クラシックはJRAが開催する皐月賞、日本ダービー、菊花賞の三競走を指す。
皐月賞は「最も速い馬が勝つ」、日本ダービーは「最も運のある馬が勝つ」、菊花賞は「最も強い馬が勝つ」と言われている。
過去に牡馬クラシック三冠馬はセントライト、シンザン、ミスターシービー、シンボリルドルフ、ナリタブライアン、ディープインパクト、オルフェーヴル、コントレイルの8頭。
中でもシンボリルドルフとディープインパクト、コントレイルは無敗で三冠馬に輝いている。
皐月賞・プレイバック
2020年の皐月賞を制したのは『コントレイル(Contrail)』。福永祐一騎手が手綱を執った1番人気のコントレイルが外から豪快に差し切り、無敗で牡馬クラシック1冠目を勝ち取った。
その後、無敗のまま日本ダービー、菊花賞を制し史上初父子無敗の三冠を達成することになる。
2着には1/2馬身差でサリオス、さらに3-1/2馬身差の3着にはガロアクリーク入った。
1着:コントレイル
2着:サリオス(1/2馬身)
3着:ガロアクリーク(3-1/2馬身)
4着:ウインカーネリアン(1-1/4馬身)
5着:サトノフラッグ(1-1/4馬身)
勝ちタイム:2.00.7
優勝騎手:福永 祐一
馬場:稍重