安田記念は2022年6月5日に東京競馬場で行われる春のマイル王決定戦。安田記念は2022年で第72回を迎え、昨年はダノンキングリーが制した。安田記念の出走予定馬・予想オッズ・騎手・日程・賞金・過去の結果などをチェックしてみよう。
目次
2022年・安田記念の結果は!?
2022年の安田記念を制したのは『ソングライン(Songline)』。直線では外から鋭い末脚でライバルを蹴散らし差し切りV。ヴィクトリアマイル5着からの劇的勝利でG1初制覇を果たした。
1着:ソングライン
2着:シュネルマイスター(クビ)
3着:サリオス(アタマ)
4着:セリフォス(1/2馬身)
5着:ファインルージュ(クビ)
勝ちタイム:1.32.3
優勝騎手:池添 謙一
馬場:良
2022年・安田記念の出走予定馬をチェック
2022年・安田記念の枠順が発表されました。
人気が予想されるところではシュネルマイスターが5枠9番、イルーシヴパンサーは4枠8番、ソングラインは7枠13番に入りました。
果たしてどんな結末が待っているのか!?
6月4日にJRAから発表された安田記念の前日最終オッズです。
1番人気はシュネルマイスターで4.6倍、2番人気はイルーシヴパンサーで5.3倍、ソングラインが8.4倍で続いています。
馬券に絡むのは人気馬か、穴馬か。
あなたの決断は?
2022年6月2日にJRAより発表された安田記念に出走する馬の調教後に計測された馬体重一覧です。
輸送などでこの馬体重からさらに増減があることが予想されます。
当日の馬体重もしっかりチェックしてください。
2022年の安田記念の出走予定馬を掲載しています(カッコの中は想定騎手)。
フルゲートは18頭となっています。
- イルーシヴパンサー(田辺裕信)
- ヴァンドギャルド(岩田望来)
- エアロロノア(幸英明)
- カテドラル(戸崎圭太)
- カフェファラオ(福永祐一)
- カラテ(菅原明良)
- サリオス(D.レーン)
- シュネルマイスター(C.ルメール)
- セリフォス(藤岡佑介)
- ソウルラッシュ(浜中俊)
- ソングライン(池添謙一)
- ダイアトニック(岩田康誠)
- ダノンザキッド(川田将雅)
- ナランフレグ(丸田恭介)
- ファインルージュ(武豊)
- ホウオウアマゾン(坂井瑠星)
- レシステンシア(横山武史)
- ロータスランド(M.デムーロ)
- タイムトゥヘヴン(未定)
- ジャスティンカフェ(未定)
- ワールドウインズ(未定)
2022年・安田記念の出走予定馬をピックアップしました。注目馬は随時追加していく予定です。
シュネルマイスター・4歳牡馬
父:Kingman
母:セリエンホルデ
母父:Soldier Hollow
主な勝鞍:2021年・NHKマイルカップ
馬名の由来:スピードの名人(独)
昨年は3歳馬の身ながら0.1秒差の3着と古馬相手に健闘を見せた。
上位馬がいなくなった今年は主役を張れる。
ナランフレグ・6歳牡馬
父:ゴールドアリュール
母:ケリーズビューティ
母父:ブライアンズタイム
主な勝鞍:2022年・高松宮記念
馬名の由来:太陽(モンゴル語)+速く飛ぶ馬(モンゴル語)
今年の高松宮記念馬が安田記念挑戦を表明した。
芝のマイル戦は初めての経験。
距離の壁を越えてゆけるか。
ダノンザキッド・4歳牡馬
父:ジャスタウェイ
母:エピックラヴ
母父:Dansili
主な勝鞍:2020年・ホープフルステークス
馬名の由来:冠名+人名愛称
2020年の2歳中距離王ながら、昨年のマイルCSで3着に入るなどマイル辺りが適距離。
昨年の安田記念はダノンキングリーが制しており、ダノン軍団の連勝がこの馬に託されている。
セリフォス・3歳牡馬
父:ダイワメジャー
母:シーフロント
母父:Le Havre
主な勝鞍:2021年・デイリー杯2歳ステークス
馬名の由来:エーゲ海にある島名。母名より連想
3歳馬・セリフォスも参戦を表明。
斤量差を生かして古馬退治だ。
レシステンシア・5歳牝馬
父:ダイワメジャー
母:マラコスタムブラダ
母父:Lizard Island
主な勝鞍:2019年・阪神ジュベナイルフィリーズ
馬名の由来:アルゼンチンにある州都の名。母の生産国より連想
前走のヴィクトリアマイルでは2番手から粘り込み3着と距離を克服した。
レース間隔が詰まるが、もう一仕事こなしたい。
ファインルージュ・4歳牝馬
父:キズナ
母:パシオンルージュ
母父:ボストンハーバー
主な勝鞍:2021年・紫苑ステークス
馬名の由来:元気+母名の一部
ヴィクトリアマイルでは直線の不利がありながらも2着まで伸びてきた。
スムーズに走れればG1制覇も遠くない。
ダービー6勝の武豊騎手との初コンビも楽しみにしたい。
ヴァンドギャルド・6歳牡馬
父:ディープインパクト
母:スキア
母父:Motivator
主な勝鞍:2020年・富士ステークス
馬名の由来:長期熟成しておいしくなるワイン(仏)
今年のドバイターフでは大接戦の3着と惜しい競馬を見せてくれた。
久々に日本でもいいレースをしたいところ。
ソウルラッシュ・4歳牡馬
父:ルーラーシップ
母:エターナルブーケ
母父:マンハッタンカフェ
主な勝鞍:2022年・マイラーズカップ
馬名の由来:魂の突進
前残りの展開だったマイラーズカップを別格の決め手で差し切り重賞初制覇を果たした。
ファンの魂を震わす走りを見せてくれ。
イルーシヴパンサー・4歳牡馬
父:ハーツクライ
母:イルーシヴキャット
母父:キングカメハメハ
主な勝鞍:2022年・東京新聞杯
馬名の由来:母名の一部+豹
4連勝で東京新聞杯を制した新星。
マイルでの安定感は抜群。
ソングライン・4歳牝馬
父:キズナ
母:ルミナスパレード
母父:シンボリクリスエス
主な勝鞍:2022年・1351ターフスプリント
馬名の由来:オーストラリアに伝わる道の名。祖先の足跡
ヴィクトリアマイルでは2番人気に支持されるも前を捕えきれず5着に敗れた。
帰国後2戦目となり、気配は上昇中。
カフェファラオ・5歳牡馬
父:American Pharoah
母:Mary’s Follies
母父:More Than Ready
主な勝鞍:2022年・フェブラリーステークス
馬名の由来:冠名+父名より
フェブラリーステークスを連覇した砂の王者が再び芝に挑戦する。
ダート1600mを1.33.8で走れるスピードの持ち主だけに、芝のマイル戦なら対応できる可能性も。
サリオス・5歳牡馬
父:ハーツクライ
母:サロミナ
母父:Lomitas
主な勝鞍:2019年・朝日杯フューチュリティステークス
馬名の由来:ローマ神話に登場する戦闘の踊りの発明者。母名より連想
今年初戦となった高松宮記念では初の1200m戦に戸惑ったのか15着と大敗した。
相性のいいレーン騎手との再コンビで復活目指す。
ロータスランド・5歳牝馬
父:Point of Entry
母:Little Miss Muffet
母父:Scat Daddy
主な勝鞍:2022年・京都牝馬ステークス
馬名の由来:桃源郷
ヴィクトリアマイルをパスし安田記念参戦を決めた。
クビ差2着だった高松宮記念の雪辱を。
ホウオウアマゾン・4歳牡馬
父:キングカメハメハ
母:ヒカルアマランサス
母父:アグネスタキオン
主な勝鞍:2021年・アーリントンカップ
馬名の由来:冠名+アマゾン
マイラーズカップでは先手からしぶとく粘り0.1秒差の2着。
東京コースは2戦していずれも大敗なだけに不安が残る。
カラテ・6歳牡馬
父:トゥザグローリー
母:レディーノパンチ
母父:フレンチデピュティ
主な勝鞍:2021年・東京新聞杯
馬名の由来:空手
転厩初戦となった前走のマイラーズカップでは2番人気に支持されるも見せ場なく7着に沈んだ。
本調子ならもう少しやれてもいいはず。
主な回避馬
ゴールデンシックスティ・7歳せん馬
父:Medaglia d’Oro
母:Gaudeamus
母父:Distorted Humor
主な勝鞍:2022年・チャンピオンズマイル
安田記念参戦を表明していた香港の至宝・ゴールデンシックスティは前走後に軽い熱中症の症状が出たため、無理せず遠征を取りやめる。
前哨戦・参考レース
1着:イルーシヴパンサー
2着:ファインルージュ(1-3/4馬身)
3着:カラテ(クビ)
勝ちタイム:1.32.3
優勝騎手:田辺 裕信
馬場:良
1着:ナランフレグ
2着:ロータスランド(クビ)
3着:キルロード(ハナ)
勝ちタイム:1.08.3
優勝騎手:丸田 恭介
馬場:重
1着:タイムトゥヘヴン
2着:フォルコメン(アタマ)
3着:ダーリントンホール(3/4馬身)
勝ちタイム:1.32.3
優勝騎手:大野 拓弥
馬場:良
1着:ソウルラッシュ
2着:ホウオウアマゾン(1/2馬身)
3着:ファルコニア(クビ)
勝ちタイム:1.33.3
優勝騎手:浜中 俊
馬場:稍重
1着:メイケイエール
2着:スカイグルーヴ(1/2馬身)
3着:タイムトゥヘヴン(3/4馬身)
勝ちタイム:1.20.2
優勝騎手:池添 謙一
馬場:良
1着:ソダシ
2着:ファインルージュ(2馬身)
3着:レシステンシア(クビ)
勝ちタイム:吉田 隼人
優勝騎手:1.32.2
馬場:良
安田記念2022の予想オッズ
2022年・安田記念の予想オッズはこのように予想しています。
昨年3着のリベンジに燃えるシュネルマイスターが1番人気に支持されると予想します。
上位4頭あたりまでが一桁オッズの人気でしょうか。
カッコ内はオッズとなっています。
- シュネルマイスター(3.0)
- イルーシヴパンサー(4.5)
- ソングライン(6.5)
- セリフォス(9.0)
- ファインルージュ(10.0)
- ダノンザキッド(12.5)
- ソウルラッシュ(16.5)
- サリオス(18.0)
- レシステンシア(23.0)
- カフェファラオ(29.0)
- ロータスランド(35.0)
- カラテ(40.5)
- ホウオウアマゾン(☆)
- ナランフレグ(☆)
- ヴァンドギャルド(☆)
- エアロロノア(☆)
- ダイアトニック(☆)
- カテドラル(☆)
☆印は50倍以上と予想しています。
安田記念の日程・賞金
2022年6月5日(日)東京競馬場
格:G1 1着本賞金:1億8,000万円
年齢:3歳以上 距離:1,600m(芝・左)
安田記念の勝ち馬にはファン多き名馬が多く名を連ねている。
連覇は2008年、2009年のウオッカまで遡らなければならない。
安田記念・プレイバック
2020年の安田記念を制したのは『グランアレグリア(Gran Alegria)』。池添謙一騎手が手綱を執った3番人気のグランアレグリアが中団追走から直線で早めに抜け出し完勝。G1馬10頭が参戦した豪華メンバーを制しマイル女王に君臨した。
2着には2-1/2馬身差でアーモンドアイ、さらに1/2差の3着にはインディチャンプが入った。
1着:グランアレグリア
2着:アーモンドアイ (2-1/2馬身)
3着:インディチャンプ (1/2馬身)
4着:ノームコア(クビ)
5着:ケイアイノーテック(1-1/4馬身)
勝ちタイム:1.31.6
優勝騎手:池添 謙一
馬場:稍重