オークス2025の結果・動画をまとめた記事です。2025年のオークスの着順は1着:カムニャック、2着:アルマヴェローチェ、3着:タガノアビーとなりました。レースの詳しい結果、動画などをご覧ください。
2025年5月25日(日) | 2回東京10日 | 15:40 発走
第86回 オークス(GI)芝・左 2400m
Yushun Himba(Japanese Oaks) (G1)
2025年・オークスの動画
ジョッキーカメラ
2025年・オークスの結果
1着:カムニャック
2着:アルマヴェローチェ(アタマ)
3着:タガノアビー(1-1/4馬身)
4着:パラディレーヌ(クビ)
5着:リンクスティップ(1-1/4馬身)
6着:ウィルサヴァイブ
7着:ブラウンラチェット
8着:ケリフレッドアスク
9着:エンブロイダリー
10着:エリカエクスプレス
11着:タイセイプランセス
12着:アイサンサン
13着:ビップデイジー
14着:レーヴドロペラ
15着:サタデーサンライズ
16着:レーゼドラマ
17着:サヴォンリンナ
18着:ゴーソーファー
勝ちタイム:2:25.7
優勝騎手:A.シュタルケ
馬場:良
レース後のコメント
1着 カムニャック(A.シュタルケ騎手)
「ペースがそこまで流れていませんでしたので、どうなるかなと思っていたのですが、直線で前が空いてからすごく良い脚を使ってくれましたし、4週前に勝ったばかりだったのですが、今日は以前ほど掛かる感じもなく、リラックスして走れましたし、素晴らしい能力を見せてくれました。彼女に感謝したいです。GIを日本で勝つことが夢だったので、それが叶ったことはうれしく思っています。数週間前に、春の天皇賞でビザンチンドリームに乗って2着という結果で悔しい思いをしましたが、今日はレベルの高い18頭の馬たちの中で、彼女の力を発揮させることができました。これ以上の喜びはない、という気持ちです。(短期免許で)今まで3か月、サポートしてくださった皆さんに感謝したいと思います。チャンスをくださった友道先生、関係者の皆さんに感謝したいと思います。来週のダービーに騎乗するチャンスがあるかもしれない、ということなので、頑張りたいと思っています。(カムニャックについて)こういう能力のある馬なので、これからもチャンスがあると思います」
(友道康夫調教師)
「ゴールの瞬間はちょっと負けたかと思ったのですが、勝ててよかったです。前走を使ってから在厩で仕上げましたが、一度使った上積みは大きく、今日の馬体も前走に比べてふっくらしていましたし張りもありました。落ち着きもあり、前走と比べてもいい感じで出走できると思いました。前走のダメージが全くなく、中間はしっかり飼い葉も食べていて、輸送も大丈夫でした。(レース前にシュタルケ騎手とはどんな話を?)前走と同じですが、前進気勢が旺盛な馬なので、馬の後ろで我慢させようと話していました。道中は若干位置が後ろでしたが、それよりも折り合いが心配でした。今回はゲートを出てからゴールまで折り合いを欠いたシーンがなく、シュタルケ騎手が完璧に乗ってくれたと思います。(自身初の牝馬クラシック勝利に関して)私自身としても嬉しいのですが、カムニャック号を預からせていただいたときから、距離はもつ馬なのでオークスになんとか出走して勝ちたいと思っていた馬なので、勝ててよかったです。(カムニャックの良さについて)牝馬にしては体もありますし、飼い葉もしっかり食べてくれるので、きょうもパドックで1頭だけ牡馬が入っているかのような、牝馬にしてはしっかりしたボディなので、そのあたりがいいところだと思います。(今後について)春はオークスにようやく間に合ったという感じでした。まだまだ、夏を越して秋に良くなってくると思うので、分かりませんがまずは秋華賞を第一に目指すことにはなると思います。そのあとは距離ももつだろうし、2000m以上のGIで頑張ってもらえればと思います」
2着 アルマヴェローチェ(岩田望来騎手)
「理想のポジションを取れました。結果だけが残念でした。勝ち馬も強かったなあという印象です。また秋に巻き返したいです」
3着 タガノアビー(藤岡佑介騎手)
「スタートで遅れる形になりました。3、4コーナーで緩んで、他馬が外に行ったので内に切り替えました。勝つ気で乗っていたので、悔しいです」
4着 パラディレーヌ(丹内祐次騎手)
「折り合いも操縦性も良いです。一瞬おっ、と思いました。これからが楽しみです」
5着 リンクスティップ(M.デムーロ騎手)
「スタートは出ましたが、この馬場が得意ではありませんでした。のめってしまって、全然ペースアップ出来ませんでした。向正面はすごくペースが遅くなりましたので、ワンペースな馬なので少し早めに踏んでいきました。3、4コーナーではすごく良いところに行くことが出来て、本来なら勝つパターンでしたが、直線に向いてからも馬場が合いませんでした。能力だけで5着に来てくれました。自分の力を出しきれませんでした。とっても良い馬です」
6着 ウィルサヴァイブ(団野大成騎手)
「距離に不安があって、そこが課題だと思っていたんですが、克服してくれました。思った以上に頑張ってくれたし、今日のこれだけのメンバーでもやれることが分かったので、これからが楽しみです」
7着 ブラウンラチェット(D.レーン騎手)
「前回よりもいいスタートを切れました。前半はペースが流れていたので、いい位置で折り合いもつきました。ちょっと後半にペースが遅くなったのと、少し狭くなるところがあったので、そこでリズムが崩れてしまいました。でも直線でバランスを整えたら、またしまいに脚を使ってくれました。この距離は初めてですし、まだまだこれからフィジカルが成長してくれると思うので、これを経験して次はもっといいポテンシャルを出してくれると思います」
8着 ケリフレッドアスク(M.ディー騎手)
「厩舎スタッフがすごくいい状態に仕上げてくれました。まだ体が大きくなっていないなかで、一生懸命、現状の出せるパフォーマンスを出してくれました。いろいろと良くなるところがあるし、成長してくれれば」
9着 エンブロイダリー(C.ルメール騎手)
「直線に向くまで引っ掛かっていましたし、まったく落ち着いていませんでした。こういう馬場で、伸びることが出来ませんでした。他の馬が伸びた時、彼女は落ち着きました。特にこういう馬場だと、短い距離の方が良いです」
10着 エリカエクスプレス(戸崎圭太騎手)
「この馬の持ち味であるいいところは出せたと思います。ペースがどうなるかと思っていましたが、リラックスしてふわりと運べましたが、最後は伸びきれなかったですね。また改めてですね」
11着 タイセイプランセス(石橋脩騎手)
「思ったよりも感じよくいけて、最初のコーナーもうまくいきました。直線まで、どれだけ体力を残せるかなと思っていたんですが、3、4コーナーもいい形でいけました。勝ち馬の後ろからいい雰囲気で行けたんですが、最後は力尽きてしまいました。でも、いい競馬をしてくれました」
12着 アイサンサン(北村宏司騎手)
「ちょっとスタートの後、力が入っていたけど、2コーナーではおさまって息を入れて運べました。ラストまで食いしばって走ってくれていましたし、適性のある距離に戻れば、もっとやれそうな気がします」
13着 ビップデイジー(幸英明騎手)
「今日の課題は折り合いだと思っていて、うまく折り合いがついて運べました。3、4コーナーでは勝ち馬の後ろにいたんですが、直線では離されてしまいました。それでも止まってはいないんです。こういう形で折り合いがついてレースを続けていけば、どんどん内容も良くなっていくと思います」
14着 レーヴドロペラ(大野拓弥騎手)
「馬はすごくよかったです。走りのバランスが良くなって成長を感じました。結果的には展開が向かなかったけど、距離は問題なかった。底上げはされています」
15着 サタデーサンライズ(田辺裕信騎手)
「スタートセンスが良くて、いい位置で折り合いもバッチリでした。リズム良く行けたんですが、この距離を走ったことがないですし、一線級を相手にするのも初めてだったので、どれだけ踏ん張れるかなと思って直線を向きました。最後は甘くはなりましたが、2400メートルはどうかと思っていたし、得意の舞台に戻ればパフォーマンスを上げてくれると思います」
16着 レーゼドラマ(坂井瑠星騎手)
「切れる馬ではないので、前めのポジションを取りました。道中の感じも良かったし、最後に不利はありましたが、力は出し切ってくれたと思います」
17着 サヴォンリンナ(北村友一騎手)
「仕上がりは良さそうだと思いましたが、ちょっと口向きが難しいですね。もう少し1、2コーナーをリラックスして入っていきたかったです。ずっと力みっぱなして、最後は余力がなくなってしまいました」
18着 ゴーソーファー(津村明秀騎手)
「見ての通りです。最後は減速してしまい、いい走りではなかったです。なので無理をしませんでした」
勝ち馬プロフィール
カムニャック(Kamunyak)牝3/鹿毛 友道 康夫(栗東)
父:ブラックタイド 母:ダンスアミーガ 母父:サクラバクシンオー
馬名の由来:祝福された者(サンブル語)