大阪杯は2022年4月3日に阪神競馬場で行われる春の中距離王を決める一戦。2022年で第66回を迎え、豪華メンバーが集結。昨年はレイパパレが制した。大阪杯の出走予定馬・予想オッズ・騎手・日程・賞金・過去の結果などをチェックしてみよう。
2022年・大阪杯の結果は!?
2022年の大阪杯を制したのは『ポタジェ(Potager)』。好位から流れに乗ると先に抜け出したレイパパレと、追い込んだアリーヴォとの競り合いを制して優勝。重賞初制覇がうれしいG1初制覇となった。
1着:ポタジェ
2着:レイパパレ(クビ)
3着:アリーヴォ(ハナ)
4着:ヒシイグアス(1馬身)
5着:ジャックドール(1-1/4馬身)
勝ちタイム:1.58.4
優勝騎手:吉田 隼人
馬場:良
2022年・大阪杯の出走予定馬をチェック
2022年・大阪杯の枠順が発表されました。
人気が予想されるところではエフフォーリアが3枠6番、ジャックドールは2枠4番、レイパパレは7枠14番に入りました。
果たしてどんな結末が待っているのか!?
4月2日にJRAから発表された大阪杯の前日最終オッズです。
1番人気はエフフォーリアで1.6倍、2番人気はジャックドールが3.4倍、3番人気にはレイパパレが9.7倍で続いています。
馬券に絡むのは人気馬か、穴馬か。
あなたの決断は?
2022年3月31日にJRAより発表された大阪杯に出走する馬の調教後に計測された馬体重一覧です。
輸送などでこの馬体重からさらに増減があることが予想されます。
当日の馬体重もしっかりチェックしてください。
2022年の大阪杯の出走予定馬を掲載しています(カッコの中は想定騎手)。
フルゲートは16頭となっています。
- アカイイト(幸英明)
- アフリカンゴールド(国分恭介)
- アリーヴォ(武豊)
- ウインマリリン(松岡正海)
- エフフォーリア(横山武史)
- キングオブコージ(横山典弘)
- ジャックドール(藤岡佑介)
- ショウナンバルディ(坂井瑠星)
- スカーフェイス(岩田康誠)
- ステラリア(福永祐一)
- ヒシイグアス(池添謙一)
- ヒュミドール(M.デムーロ)
- ポタジェ(吉田隼人)
- マカヒキ(岩田望来)
- レイパパレ(川田将雅)
- レッドジェネシス(藤岡康太)
- ジェラルディーナ(未定)
- アドマイヤハダル(未定)
2022年・大阪杯の出走予定馬をピックアップしました。注目馬は随時追加していく予定です。
エフフォーリア・4歳牡馬
父:エピファネイア
母:ケイティーズハート
母父:ハーツクライ
主な勝鞍:2021年・有馬記念
馬名の由来:強い幸福感(ギリシャ語)。母名より連想
前走:有馬記念・1着(1番人気)
昨年の年度代表馬が参戦を表明。
春は海外遠征は封印し、国内戦に専念。
2022年はこの馬の動向から目が離せない。
ジャックドール・4歳牡馬
父:モーリス
母:ラヴァリーノ
母父:Unbridled s Song
主な勝鞍:2022年・金鯱賞
馬名の由来:人名より+黄金(仏)
前走:金鯱賞・1着(1番人気)
金鯱賞をレコードタイムで逃げ切り重賞初制覇を果たした。
1年ぶりの右回りの戦いとなるが、今の勢いなら止まらなさそう。
レイパパレ・5歳牝馬
父:ディープインパクト
母:シェルズレイ
母父:クロフネ
主な勝鞍:2021年・大阪杯
馬名の由来:帽子の縁の周りに飾るレイ(ハワイ語)。母名より連想
前走:金鯱賞・2着(2番人気)
連覇がかかるレイパパレが大阪杯参戦を表明した。
金鯱賞で2着に入り復活の兆しを見せている。
引き続き川田騎手とのコンビで1年ぶりの勝利を狙う。
アカイイト・5歳牝馬
父:キズナ
母:ウアジェト
母父:シンボリクリスエス
主な勝鞍:2021年・エリザベス女王杯
馬名の由来:赤い糸。父名より連想
前走:金鯱賞・3着(5番人気)
昨年のエリザベス女王杯勝ち馬。
阪神コースは3勝を挙げている得意舞台。
つながれた絆は簡単にほどけない。
ヒシイグアス・6歳牡馬
父:ハーツクライ
母:ラリズ
母父:Bernstein
主な勝鞍:2022年・中山記念
馬名の由来:冠名+アルゼンチンにある最大の滝
前走:香港カップ・2着(3番人気)
香港遠征ができなくなったため矛先を大阪杯に変更した。
初の関西遠征となるが、舞台は合いそう。
キングオブコージ・6歳牡馬
父:ロードカナロア
母:ファイノメナ
母父:Galileo
主な勝鞍:2022年・AJCC
馬名の由来:ナンバーワン+人名より
前走:AJCC・1着(3番人気)
今年初戦となったAJCCを制し2つ目の重賞タイトルを手にした。
引き続き横山典弘騎手とのコンビでナンバーワンを目指す。
アフリカンゴールド・7歳せん馬
父:ステイゴールド
母:ブリクセン
母父:Gone West
主な勝鞍:2022年・京都記念
馬名の由来:アフリカの黄金
前走:京都記念・1着(12番人気)
前走の京都記念では軽快な逃げで後続を完封し重賞初制覇を果たした。
引き続き国分恭介騎手とのコンビでG1制覇をもくろむ。
アリーヴォ・4歳牡馬
父:ドゥラメンテ
母:エスメラルディーナ
母父:Harlan’s Holiday
主な勝鞍:2022年・小倉大賞典
馬名の由来:到達する(伊)。父名より連想
前走:小倉大賞典・1着(1番人気)
小倉大賞典では大外一気を決め重賞初制覇。
まだまだ伸び盛りの4歳馬。
ポタジェ・5歳牡馬
父:ディープインパクト
母:ジンジャーパンチ
母父:Awesome Again
主な勝鞍:2021年・白富士ステークス
馬名の由来:家庭菜園(仏)
前走:金鯱賞・4着(4番人気)
重賞勝ちこそないものの大崩れせず、相手なりに走るタイプ。
うまく前目からの追走で粘りこめれば。
マカヒキ・9歳牡馬
父:ディープインパクト
母:ウィキウィキ
母父:フレンチデピュティ
主な勝鞍:2016年・日本ダービー
馬名の由来:ハワイの収穫祭
前走:京都記念・11着(9番人気)
2017年、2019年の大阪杯で4着の実績あり。
昨年の京都大賞典みたいな走りができれば。
ウインマリリン・5歳牝馬
父:スクリーンヒーロー
母:コスモチェーロ
母父:Fusaichi Pegasus
主な勝鞍:2021年・日経賞
馬名の由来:冠名+女性名
前走:エリザベス女王杯・16着(3番人気)
昨年はG2を2勝するもG1のタイトルにはあと一歩手が届かなかった。
2020年の若竹賞以来となる松岡正海騎手とのコンビでビッグタイトルを狙う。
ステラリア・4歳牝馬
父:キズナ
母:ポリネイター
母父:Motivator
主な勝鞍:2021年・忘れな草賞
馬名の由来:ハコベの学名
前走:金鯱賞・11着(6番人気)
阪神コースは忘れな草賞で勝利経験があり、エリザベス女王杯でも2着と相性は良さそう。
前走11着からの巻き返しを図る。
レッドジェネシス・4歳牡馬
父:ディープインパクト
母:リュズキナ
母父:Storm Cat
主な勝鞍:2021年・京都新聞杯
馬名の由来:冠名+創世記、起源
前走:京都記念・13着(2番人気)
ヒュミドール・6歳せん馬
父:オルフェーヴル
母:アヴェクトワ
母父:チチカステナンゴ
主な勝鞍:2020年・ノベンバーステークス
馬名の由来:葉巻を保管する為の箱
前走:中山記念・6着(5番人気)
ジェラルディーナ・4歳牝馬
父:モーリス
母:ジェンティルドンナ
母父:ディープインパクト
主な勝鞍:2021年・西宮ステークス
馬名の由来:女性名より
前走:京都記念・4着(4番人気)
ここ2戦は重賞に挑戦するもいずれも4着どまり。
引き続き福永騎手が手綱を取るのは心強いが強豪相手にどこまでやれるか。
アドマイヤハダル・4歳牡馬
父:ロードカナロア
母:スウェアトウショウ
母父:ディープインパクト
主な勝鞍:2021年・若葉ステークス
馬名の由来:冠名+ケンタウルス座のベータ星より
前走:中山記念・3着(3番人気)
中山記念では0.4秒差の3着。
阪神コースは2戦2勝と相性良し。
ただ、登録段階では除外対象。
主な回避馬
ヨーホーレイク・4歳牡馬
父:ディープインパクト
母:クロウキャニオン
母父:フレンチデピュティ
主な勝鞍:2022年・日経新春杯
馬名の由来:カナディアンロッキーの湖
体調が整わないため回避を決めた。
今後は未定となっている。
パンサラッサ・5歳牡馬
父:ロードカナロア
母:ミスペンバリー
母父:モンジュー
主な勝鞍:2022年・中山記念
馬名の由来:かつての地球に存在した唯一の海。父名(海の神)より連想
ドバイターフへ向かう予定。
前哨戦・参考レース
1着:エフフォーリア
2着:ディープボンド(3/4馬身)
3着:クロノジェネシス(1/2馬身)
勝ちタイム:2.32.0
優勝騎手:横山 武史
馬場:良
1着:ヨーホーレイク
2着:ステラヴェローチェ(3/4馬身)
3着:ヤシャマル(3馬身)
勝ちタイム:2.11.7
優勝騎手:川田 将雅
馬場:良
1着:キングオブコージ
2着:マイネルファンロン(1-1/2馬身)
3着:ボッケリーニ(1/2馬身)
勝ちタイム:2.12.7
優勝騎手:横山 典弘
馬場:良
1着:アフリカンゴールド
2着:タガノディアマンテ(1-1/4馬身)
3着:サンレイポケット(クビ)
勝ちタイム:2.11.9
優勝騎手:国分 恭介
馬場:稍重
1着:アリーヴォ
2着:ランブリングアレー(1-3/4馬身)
3着:カデナ(クビ)
勝ちタイム:1.49.2
優勝騎手:横山 和生
馬場:稍重
1着:パンサラッサ
2着:カラテ(2-1/2馬身)
3着:アドマイヤハダル(クビ)
勝ちタイム:1.46.4
優勝騎手:吉田 豊
馬場:良
1着:ジャックドール
2着:レイパパレ(2-1/2馬身)
3着:アカイイト(1-1/4馬身)
勝ちタイム:1.57.2(レコード)
優勝騎手:藤岡 佑介
馬場:良
大阪杯2022の予想オッズ
2022年・大阪杯の予想オッズはこのように予想しています。
G1・4勝目を狙う昨年の年度代表馬エフフォーリアが1番人気に支持されると予想します。
上位3頭あたりまでが一桁オッズの人気でしょうか。
カッコ内はオッズとなっています。
- エフフォーリア(1.5)
- ジャックドール(3.0)
- レイパパレ(9.0)
- アカイイト(18.0)
- アリーヴォ(28.5)
- ウインマリリン(40.0)
- ヒシイグアス(48.0)
- アフリカンゴールド(☆)
- ジェラルディーナ(☆)
- レッドジェネシス(☆)
- キングオブコージ(☆)
- ステラリア(☆)
- ポタジェ(☆)
- マカヒキ(☆)
- アドマイヤハダル(☆)
- ヒュミドール(☆)
- スカーフェイス(☆)
- ショウナンバルディ(☆)
☆印は50倍以上と予想しています。
大阪杯の日程・賞金
2022年4月3日(日)阪神競馬場
格:G1 1着本賞金:2億円
年齢:4歳以上 距離:2,000m(芝・右)
2017年からG1に昇格。
G2時代からメンバーが揃い、好レースになることが多い。
今年も見ごたえある一戦になることを期待したい。
大阪杯・プレイバック
2017年の大阪杯を制したのは『キタサンブラック(Kitasan Black)』。直線で早めに先頭に立つとそのまま後続の追撃を完封。前年の年度代表馬が王者の力を見せつけ、大阪杯G1昇格後最初のタイトルを手中にした。
その後も天皇賞春秋制覇やラストランとなる有馬記念制覇など現役最後までファンを楽しませる活躍を見せてくれた。
1着:キタサンブラック
2着:ステファノス(3/4馬身)
3着:ヤマカツエース(1/2馬身)
4着:マカヒキ(1-1/2馬身)
5着:アンビシャス(アタマ)
勝ちタイム:1.58.9
勝利騎手:武 豊
馬場:良