ドバイワールドカップは2018年3月31日にドバイ・メイダン競馬場で行われる世界のダート馬が集う一戦。ドバイワールドカップは2018年で第23回を迎える。昨年はアロゲートが制した。ドバイWCの出走予定馬・オッズ・日程・賞金などをチェックしてみよう。
枠順
「ドバイワールドカップ」の枠順が発表されました。
日本から参戦するアウォーディーは1番ゲート、アメリカでトップクラスの実力の持ち主ウエストコーストは9番ゲート、初ダート戦で頂点を目指すタリスマニックは7番ゲートから出走する。
ドバイワールドカップは日本時間2018年4月1日(日)1時50分発走予定です。
出走予定馬
2018年・ドバイワールドカップの出走予定馬をピックアップしました。注目馬は随時追加していく予定です。
アウォーディ・8歳牡馬
父:Jungle Pocket
母:Heavenly Romance
母父:Sunday Silence
主な勝鞍:2016年・JBCクラシック
馬名の由来:受賞者
昨年のドバイワールドカップで5着に入ったアウォーディが今年も参戦。
フェブラリーステークス後はダイオライト記念を予定していたが、ドバイから招待状が届いたため急遽参戦を決めた。
ただ、近走は国内戦でも勝ちきれておらず衰えも見られつつある。
展開の助けが必要となりそうだ。
ダート 単走 馬なり 5F 66.6-11.9
武豊騎手のコメント
「凄くコンディションは良さそうです。ドバイも2回目で飼葉食いも良いです。今日の追い切りもすごく良いものになりました。元々左回りはスムーズですが、今日も非常に軽快に走っていました。今日の時点でコンディションに不安は無さそうです。」
ウエストコースト・4歳牡馬
父:Flatter
母:Caressing
母父:Honour and Glory
主な成績:2017年・トラヴァーズステークス(1着)
今年の出走予定馬の中でもっとも注目を集めるであろう存在はウエストコースト。
これまではアメリカのトップクラスの馬にビッグタイトルを阻まれてきたが、強豪たちは相次いで引退した。
今年のメンバーを見渡す限り十分に勝ちきる力は持ち合わせている。
一気にスターダムに駆け上がる。
フォーエバーアンブライドルド・6歳牝馬
父:Unbridled’s Song
母:Lemons Forever
母父:Lemon Drop Kid
主な成績:2017年・ブリーダーズカップディスタフ(1着)
昨年ブリーダーズカップディスタフを勝つなどの活躍が評価されアメリカの古馬牝馬チャンピオンに選出された。
今回が初の牡馬との戦いとなる。
未だドバイワールドカップを牝馬が制したことはない。
歴史を作る走りを見せるか。
タリスマニック・5歳牡馬
父:Medaglia d’Oro
母:Magic Mission
母父:Machiavellian
主な成績:2017年・ブリーダーズカップターフ(1着)
ブリーダーズカップを優勝し、香港ヴァーズでも2着に入ったタリスマニックがダート2000mのG1に挑戦する。
前走はオールウェザーの1900m戦のダルシャーン賞に挑み勝利を収めているが、本格的なダートレースは初挑戦。
血統はアメリカで多くのダートチャンピオンを輩出しているMedaglia d’Oro産駒。
適応できるかがカギになる。
・TALISMANIC, SEUL AU MONDE ! | Prix Darshaan | 06/03/18(2018年ダルシャーン賞・Youtubeでご覧いただけます。)
サンダースノー・4歳牡馬
父:Helmet
母:Eastern Joy
母父:Dubai Destination
主な成績:2017年・UAEダービー(1着)
昨年のUAEダービーでは日本のエピカリスのと接戦を制したサンダースノー。
その後も芝のG1で優勝するなど馬場を問わず活躍している。
ノースアメリカ・6歳せん馬
父:Dubawi
母:Northern Mischief
母父:Yankee Victor
主な成績:2018年・アルマクトゥームチャレンジラウンド3 (1着)
前哨戦のアルマクトゥームチャレンジラウンド3を制したのは6歳馬ノースアメリカ。
距離延長した近走は成績が上がってきている。
ドバイの馬場を攻略しているのは大きい。
テレビ放送・馬券
ドバイワールドカップは下記のテレビ局で放送されます。
放送日時
3月31日(土曜) 23時00分から26時30分(予定)【無料放送】
ドバイゴールデンシャヒーン(G1)、ドバイターフ(G1)、ドバイシーマクラシック(G1)、ドバイワールドカップ(G1)を生中継
スタジオ進行:坂田博昭、田中歩
スタジオ解説:合田直弘、木村拓人
現地実況:小塚歩
放送日時
3月31日(土曜) 24時35分から25時25分(予定)
ドバイターフ(G1)、ドバイシーマクラシック(G1)を生中継
放送日時
3月31日(土曜) 25時25分から26時15分(予定)
ドバイワールドカップ(G1)を生中継、ドバイゴールデンシャヒーン(G1)等を録画放送予定
今年のドバイワールドカップはJRAから発売されることが発表されています。
インターネット投票に限定して発売され、詳細は下記のとおりです。
発売開始時刻:3月31日(土曜)7:00
発売締切時刻:発走予定時刻の4分前まで
注記:17時30分から19時30分は計算機のメンテナンスを行うため、発売を一時中断いたします。
単勝、複勝、馬連、ワイド、馬単、3連複、3連単
※枠連、WIN5の発売はありません。
発売単位:100円
発売方式:JRA独立プール(日本国内のみで発売)
※独立プール方式での発売のため、日本国内独自のオッズとなります。
詳しい馬券の発売のルールに関してはJRAの特設ページをご覧ください。
・【ドバイシーマクラシック2018】出走予定馬・オッズ・賞金/日本馬3頭が世界に挑む
・【ドバイターフ2018】出走予定馬・オッズ・賞金/日本馬三連覇なるか
・【UAEダービー2018】出走予定馬・オッズ・賞金/今年も日本馬が世界を驚かす
・【ドバイゴールデンシャヒーン2018】出走予定馬・オッズ・賞金/マテラスカイがドバイに挑む
オッズ
下記のオッズはブックメーカーの「Bet365」が発表しているオッズです。
日本で発売される馬券のオッズとは倍率が違いますのでご注意ください。
海外の競馬関係者が想定する馬の力量を知ることができるので、馬券の参考にもなるはずです。
- West Coast(1.8)
- Talismanic(8.0)
- Forever Unbridled(8.0)
- North America(11.0)
- Gunnevera(11.0)
- Thunder Snow(13.0)
- Pavel(17.0)
- Mubtaahij(21.0)
- Awardee(51.0)
- Furia Cruzada(67.0)
(2018年3月28日現在・Bet365参照)
さすがに昨年5着とはいえ近走の成績が振るわないアウォーディーの評価は高くありません。
結果で見返すことができるか。
賞金・日程
ドバイワールドカップ(Dubai World Cup)
2018年3月31日 ドバイ・メイダン競馬場
格:G1 1着本賞金:600万米ドル(約6億4,000万円)
年齢:北半球産4歳以上、南半球産3歳以上 距離:2,000m(ダート・左)
プレイバック
2017年のドバイワールドカップを制したのは「アロゲート(Arrogate)」。スタートで後手を踏んだが、そんなことを感じさせない異次元の強さだった。現役最強馬の強さを見せつけられる内容だった。日本から挑んだ4頭ではアウォーディーの5着が最高だった。
2017年3月25日・ドバイワールドカップ(Dubai World Cup)
1着:Arrogate(アロゲート)
2着:Gun Runner(2-1/4馬身)
3着:Neolithic(5馬身)
4着:Mubtaahij(1-3/4馬身)
5着:Awardee(アウォーディー)(1-1/2馬身)
8着:Lani(ラニ)
9着:Apollo Kentucky(アポロケンタッキー)
14着:Gold Dream(ゴールドドリーム)
勝ちタイム:2.02.15
勝利騎手:Mike E Smith
「健闘してくれました。キックバックを受けやすい位置取りでしたが、頑張ってくれたと思います。次は帝王賞を目指したいと思います」
(武豊騎手)
「状態はすごく良かったです。前の位置を取りに行ったのですが、思ったより後ろになってしまいました。自分の競馬はできたと思います。力は出せました」
8着 ラニ(松永幹夫調教師)
「この馬にはドバイのダートが合っていると考えていたのですが。騎手によると、もっと長い距離が良いということなので、長い距離なら重賞を勝てると思います」
(R.ムーア騎手)
「馬の状態は良かったです。馬場も問題ありませんでした。ただ、距離はもっとあったほうが良いです」
9着 アポロケンタッキー(山内研二調教師)
「時計が速く、相手も強かったです。ここに来られて良い経験になったと思います。順調なら帝王賞に向かいたいと思います」
(C.ルメール騎手)
「ペースが速く、とても忙しい競馬でした。内に入ってしまい、外にも出せませんでした」
14着 ゴールドドリーム(平田修調教師)
「残念な結果です。敗因は色々考えないといけないのかもしれません。今後のことは一息入れてゆっくり考えたいと思います」
(J.モレイラ騎手)
「スタートがあまり良くなかったので、最初は押していきました。向正面で行きっぷりが良くなり、気分良く走ってくれましたが、残り600mで馬が疲れてしまいました」
・【ドバイワールドカップ 2017】動画・結果/アロゲートが圧倒的な強さを披露・日本馬はアウォーディーの5着が最高
「ドバイワールドカップ 2017」の動画・結果です。ドバイで行われたドバイワールドカップの結果は1着:Arrogate(アロゲート)、2着:Gun Runner、3着:Neolithic。日本馬ではアウォーディーの5着が最高でした。「アロゲート」が勝利した2017年のドバイワールドカップの動画・詳細をご覧ください。