高松宮記念は2021年3月28日に中京競馬場で行われる春のG1戦の始まりを告げる戦い。2021年で第51回を迎え、スピード自慢が集結する。昨年はモズスーパーフレアが制した。高松宮記念の出走予定馬・予想オッズ・日程・賞金・過去の結果などをチェックしてみよう。
2021年・高松宮記念の結果は!?
2021年の高松宮記念を制したのは『ダノンスマッシュ(Danon Smash)』。直線ではライバルをねじ伏せるように伸びて優勝。うれしい国内G1初制覇を果たした。
1着:ダノンスマッシュ
2着:レシステンシア(クビ)
3着:インディチャンプ(クビ)
4着:トゥラヴェスーラ(3/4馬身)
5着:モズスーパーフレア(1/2馬身)
勝ちタイム:1.09.2
優勝騎手:川田 将雅
馬場:重
2021年・高松宮記念の出走予定馬をチェック
2021年・高松宮記念の枠順が発表されました。
人気が予想されるところではレシステンシアが8枠16番、ダノンスマッシュは7枠14番、インディチャンプは5枠9番に入りました。
果たしてどんな結末が待っているのか!?
3月27日にJRAから発表された高松宮記念の前日最終オッズです。
1番人気はレシステンシアで2.8倍、2番人気はダノンスマッシュが5.6倍、3番人気にはインディチャンプが6.3倍で続いています。
馬券に絡むのは人気馬か、穴馬か。
あなたの決断は?
2021年3月25日にJRAより発表された高松宮記念に出走する馬の調教後に計測された馬体重一覧です。
輸送などでこの馬体重からさらに増減があることが予想されます。
当日の馬体重もしっかりチェックしてください。
2021年の高松宮記念の出走予定馬を掲載しています(カッコの中は想定騎手)。
フルゲートは18頭となっています。
- レシステンシア(浜中俊)
- アウィルアウェイ(吉田隼人)
- アストラエンブレム(杉原誠人)
- インディチャンプ(福永祐一)
- エイティーンガール(酒井学)
- カツジ(中井裕二)
- サウンドキアラ(松山弘平)
- セイウンコウセイ(幸英明)
- ダイメイフジ(菱田裕二)
- ダノンスマッシュ(川田将雅)
- ダノンファンタジー(藤岡佑介)
- トゥラヴェスーラ(鮫島克駿)
- マルターズディオサ(田辺裕信)
- ミッキーブリランテ(和田竜二)
- モズスーパーフレア(松若風馬)
- ライトオンキュー(横山典弘)
- ラウダシオン(M.デムーロ)
- レッドアンシェル(池添謙一)
- メイショウグロッケ(未定)
- アイラブテーラー(未定)
- ウォーターエデン(浜中俊)
- クリノガウディー(未定)
- シヴァージ(吉田隼人)
2021年・高松宮記念の出走予定馬をピックアップしました。注目馬は随時追加していく予定です。
ダノンスマッシュ・6歳牡馬
父:ロードカナロア
母:スピニングワイルドキャット
母父:ハードスパン
主な勝鞍:2020年・香港スプリント
馬名の由来:冠名+打ち砕く。相手を打ち砕く強烈な走りを期待して
2020年の香港スプリントを制し父子G1制覇達成した。
今度は国内G1制覇だ!
鞍上には再び川田将雅騎手を迎える予定だ。
モズスーパーフレア・6歳牝馬
父:Speightstown
母:Christies Treasure
母父:Belong to Me
主な勝鞍:2020年・高松宮記念
馬名の由来:冠名+恒星の表面で起こるエネルギーの大爆発
前年度覇者。
今年は繰り上がりではなく正真正銘の優勝へ。
前哨戦大敗からの巻き返しは松若騎手に託される。
レシステンシア・4歳牝馬
父:ダイワメジャー
母:マラコスタムブラダ
母父:Lizard Island
主な勝鞍:2019年・阪神ジュベナイルフィリーズ
馬名の由来:アルゼンチンにある州都の名。母の生産国より連想
前哨戦の阪急杯をレコードタイムで快勝。
武豊騎手が騎乗予定だったがケガの影響もあり浜中騎手に乗り替わる。
ラウダシオン・4歳牡馬
父:リアルインパクト
母:アンティフォナ
母父:Songandaprayer
主な勝鞍:2020年・NHKマイルカップ
馬名の由来:グレゴリオ聖歌の続唱の一つ。母名より連想
シルクロードステークスでは久々の1200m戦に少し戸惑ったものの3着と健闘。
引き続きデムーロ騎手とのコンビで2つ目のG1タイトルを狙う。
インディチャンプ・6歳牡馬
父:ステイゴールド
母:ウィルパワー
母父:キングカメハメハ
主な勝鞍:2019年・安田記念
馬名の由来:インディカーの年間王者に輝いた、母親と同名のレーサーにちなんで
阪急杯では休み明けの影響もあってか直線で伸びあぐみ4着に敗れた。
G1・2勝馬として初の1200m戦でも無様な競馬は見せられない。
サウンドキアラ・6歳牝馬
父:ディープインパクト
母:サウンドバリアー
母父:アグネスデジタル
主な勝鞍:2020年・阪神牝馬ステークス
馬名の由来:冠名+「輝く」の意味を持つ人名より
6歳にして初の1200m戦に挑む。
さらなる輝きを求め。
クリノガウディー・5歳牡馬
父:スクリーンヒーロー
母:クリノビリオネア
母父:ディアブロ
主な勝鞍:2018年・2歳新馬
馬名の由来:冠名+人名より
昨年は1着入線も他馬を妨害したとして4着降着となってしまった。
同じ過ちは繰り返したくないが賞金的に出走は微妙…。
マルターズディオサ・4歳牝馬
父:キズナ
母:トップオブドーラ
母父:Grand Slam
主な勝鞍:2020年・チューリップ賞
馬名の由来:冠名+女神(西)
阪神カップ(2着)の走りを見ても短距離は合いそう。
勝利の女神がほほ笑むか。
アウィルアウェイ・5歳牝馬
父:ジャスタウェイ
母:ウィルパワー
母父:キングカメハメハ
主な勝鞍:2020年・シルクロードステークス
馬名の由来:意思+道
スプリンターズステークス3着などG1でも存在感を示している。
セイウンコウセイ・8歳牡馬
父:アドマイヤムーン
母:オブザーヴァント
母父:Capote
主な勝鞍:2017年・高松宮記念
馬名の由来:冠名+恒星
今年も参戦が叶えば5年連続での高松宮記念参戦となる。
ミッキーブリランテ・5歳牡馬
父:ディープブリランテ
母:エピックラヴ
母父:Dansili
主な勝鞍:2021年・ニューイヤーステークス
馬名の由来:冠名+父名の一部
今年の阪急杯では10番人気ながら2着に入る激走を見せた。
G1でも一発狙う。
主な回避馬
シヴァージ・6歳牡馬
父:First Samurai
母:Indian Bay
母父:Indian Charlie
主な勝鞍:2021年・シルクロードステークス
馬名の由来:人名より
シヴァージは中間の調整で左前蹄冠部を痛めたため回避することが発表された。
シルクロードステークスで荒れた馬場をものともせずに上がり最速で差し切って重賞初Vしており、高松宮記念でも有力馬の1頭に挙げられていた。
前哨戦
1着:グランアレグリア
2着:ダノンスマッシュ(2馬身)
3着:アウィルアウェイ(1/2馬身)
勝ちタイム:1.08.3
優勝騎手:C.ルメール
馬場:良
1着:ダノンファンタジー
2着:マルターズディオサ(1-3/4馬身)
3着:インディチャンプ(クビ)
勝ちタイム:1.19.7
優勝騎手:藤岡 佑介
馬場:良
1着:シヴァージ
2着:ライトオンキュー(1-1/4馬身)
3着:ラウダシオン(アタマ)
勝ちタイム:1.08.3
優勝騎手:福永 祐一
馬場:良
1着:レシステンシア
2着:ミッキーブリランテ(2馬身)
3着:ジャンダルム(1/2馬身)
勝ちタイム:1.19.2(レコード)
優勝騎手:北村 友一
馬場:良
1着:コントラチェック
2着:カレンモエ(ハナ)
3着:ビアンフェ(1-1/4馬身)
勝ちタイム:1.08.4
優勝騎手:丸山 元気
馬場:稍重
高松宮記念2021の予想オッズ
2021年・高松宮記念の予想オッズはこのように予想しています。
前哨戦の阪急杯を快勝した2歳女王・レシステンシアが1番人気に支持されると予想します。
上位4頭あたりまでが一桁オッズの人気でしょうか。
カッコ内はオッズとなっています。
- レシステンシア(1.8)
- ダノンスマッシュ(4.0)
- インディチャンプ(6.0)
- ラウダシオン(9.0)
- ライトオンキュー(16.0)
- モズスーパーフレア(18.5)
- ダノンファンタジー(22.0)
- シヴァージ(26.0)
- サウンドキアラ(39.0)
- ミッキーブリランテ(47.5)
- マルターズディオサ(☆)
- エイティーンガール(☆)
- レッドアンシェル(☆)
- セイウンコウセイ(☆)
- ダイメイフジ(☆)
- トゥラヴェスーラ(☆)
- アストラエンブレム(☆)
- カツジ(☆)
☆印は50倍以上と予想しています。
高松宮記念の日程・賞金
2021年3月28日(日)中京競馬場
格:G1 1着本賞金:1億1,000万円
年齢:4歳以上 距離:1,200m(芝・左)
中京競馬場で行われる芝のG1戦、高松宮記念。春の古馬短距離路線のチャンピオン決定戦の位置づけとなっている。
1996年から1200mで行われており、距離短縮されてからはキンシャサノキセキが唯一の連覇の経験がある。
G1戦ということもあって、過去の勝ち馬には時代を彩ったスピード自慢の名が並ぶ。近年ではカレンチャンやロードカナロア、コパノリチャードなど多くの短距離重賞を制した馬がいる。
2015年には香港から遠征してきたエアロヴェロシティが勝利したのも記憶に新しい。
高松宮記念・プレイバック
2020年の高松宮記念を制したのは『モズスーパーフレア(Mozu Superflare)』。ゴール前の大接戦を制し人馬共にG1初制覇を果たした。
2着にはハナ差でグランアレグリア、さらにアタマ差の3着にはダイアトニックが入った。
1着入線だったクリノガウディーが直線で内側に斜行し他馬の走行を妨害したため4着に降着となった。
1着:モズスーパーフレア
2着:グランアレグリア(ハナ)
3着:ダイアトニック(アタマ)
4着:クリノガウディー(1着降着)
5着:シヴァージ(2馬身)
勝ちタイム:1.08.7
優勝騎手:松若 風馬
馬場:重