凱旋門賞は2020年10月4日にフランス・ロンシャン競馬場で行われるヨーロッパの芝・最強馬決定戦。凱旋門賞は2020年で第99回を迎え、昨年はヴァルトガイストが制した。出走予定馬・オッズ・賞金・日程などをチェックしてみよう。
目次
2020年・凱旋門賞の結果は!?
2020年の凱旋門賞を制したのは『ソットサス(Sottsass)』。不良馬場をものともしない力強い走りでライバルたちをクビ差制し頂点に立った。注目を集めたエネイブルは6着に敗れた。
1着:Sottsass・ソットサス
2着:In Swoop(クビ)
3着:Persian King(1-3/4馬身)
4着:Gold Trip(アタマ)
5着:Raabihah(2馬身)
勝ちタイム:2.39.34
勝利騎手:Cristian Demuro
馬場:Heavy
2020年・凱旋門賞の出走予定馬をチェック
2020年・凱旋門賞の枠順が発表されました。
日本から唯一の参戦となったディアドラが12番ゲート、武豊騎手が騎乗するジャパンは11番ゲート、3度目の凱旋門賞制覇の偉業に挑むエネイブルは5番ゲートに入りました。
果たしてどんな結末が待っているのか!?
追記(10月4日):A.オブライエン厩舎で使用している飼料から禁止薬物が検出されたため、ジャパンなど4頭の出走取り消しが発表された。
2020年・凱旋門賞の出走予定馬をピックアップしました。注目馬は随時追加していく予定です。
ディアドラ・6歳牝馬
父:ハービンジャー
母:ライツェント
母父:スペシャルウィーク
主な勝鞍:2019年・ナッソーステークス
馬名の由来:ケルト神話に登場する女性名
世界中を飛び回り活躍を続ける頑張り娘。
今年は凱旋門賞参戦を目標に据えるとのこと。
エネイブル・6歳牝馬
父:Nathaniel
母:Concentric
母父:Sadler’s Wells
主な勝鞍:2018年・凱旋門賞
凱旋門賞三連覇の大偉業こそ逃したものの世界トップクラスの強さを示した怪物牝馬。
まさかの現役続行で今年はどんな走りをみせてくれるか。
ストラディバリウス・6歳牡馬
父:Sea The Stars
母:Private Life
母父:Bering
主な勝鞍:2020年・グッドウッドカップ
G1・グッドウッドカップを四連覇するなど欧州最強の長距離馬。
2400mへの対応がカギ。
ソットサス・4歳牡馬
父:Siyouni
母:Starlet’s Sister
母父:Galileo
主な勝鞍:2019年・仏ダービー
昨年の仏ダービー馬で凱旋門賞3着だったソットサス。
地元の意地を見せられるか。
サーペンタイン・3歳牡馬
父:Galileo
母:Remember When
母父:Danehill Dancer
主な勝鞍:2020年・英ダービー
今年の英ダービー覇者。
先行力は脅威。
ペルシアンキング・4歳牡馬
父:Kingman
母:Pretty Please
母父:Dylan Thomas
主な勝鞍:2020年・イスパーン賞
マイルから中距離までを主戦場にしている。
2400m戦は初となる。
ジャパン・4歳牡馬
父:Galileo
母:Shastye
母父:Danehill
主な勝鞍:2019年・英インターナショナルステークス
昨年4着だったジャパン。
今年は目立った成績はないが鞍上に武豊騎手が指名されたことで日本の競馬ファンの注目度はMax!
主な回避馬
ラブ・3歳牝馬
父:Galileo
母:Pikaboo
母父:Pivotal
主な勝鞍:2020年・英オークス
デビューから圧倒的な強さを見せてきた注目の3歳牝馬が馬場悪化を理由に回避を決めた。
ガイヤース・5歳牡馬
父:Dubawi
母:Nightime
母父:Galileo
主な勝鞍:2020年・コロネーションカップ
2019年の凱旋門賞では10着と大敗したが、今年はエクリプスステークスでエネイブルを破る活躍を見せていたが今年は回避。
今後は英チャンピオンステークスやブリーダーズカップターフを目標にするとのこと。
凱旋門賞2020のオッズは?
2020年の凱旋門賞のブックメーカーが発表しているオッズです。
- Enable(2.2)
- Stradivarius(6.5)
- Sottsass(9.0)
- In Swoop(12.0)
- Serpentine(13.0)
- Raabihah(15.0)
- Mogul(17.0)
- Japan(19.0)
- Persian King(21.0)
- Way To Paris(41.0)
- Gold Trip(41.0)
- Deirdre・ディアドラ(67.0)
- Sovereign(101.0)
- Chachnak(151.0)
- Royal Julius(201.0)
(William Hill参照 2020年10月1日現在)
10月1日の段階での1番人気は怪物牝馬エネイブル。
続く人気には欧州の長距離王ストラディバリウス、フランスの雄ソットサスなどが名を連ねています。
日本馬で唯一参戦予定のディアドラは67.0倍となっています。
凱旋門賞のテレビ放送・馬券について
凱旋門賞はグリーンチャンネルで放送されます。
10月4日(土曜)22時00分から24時00分(予定)【無料放送】
進行:大澤 幹朗、田中 歩
解説:合田 直弘、木村 拓人
実況:小塚 歩
2020年の凱旋門賞はJRAから発売されることが発表されています。
インターネット投票とUMACA投票(キャッシュレス)にて発売されます。
「即PAT会員」および「A-PAT会員」が対象となります。
発売開始時刻:10月4日(日曜)7時00分
発売締切時刻:発走予定時刻の2分前
当日に中央競馬の発売を行う「UMACA投票導入済み事業所」が対象となります。
発売開始時刻:10月4日(日曜)各事業所の発売開始時刻
発売締切時刻:10月4日(日曜)営業終了時刻まで
発売開始および締切時刻は、事業所により異なりますのでご注意ください。
凱旋門賞の賞金・日程
2020年10月4日(日)フランス・ロンシャン競馬場
総賞金:5,000,000ユーロ(約6億5,000万円)
1着賞金:2,857,000ユーロ(約3億8,000万円)
年齢:3歳以上 牡・牝 距離:2,400m(芝・右)
これまで多くの日本馬が挑戦してきた。
過去の日本馬の最高着順は2着。
1999年のエルコンドルパサー、2010年のナカヤマフェスタ、2012年・2013年のオルフェーヴルが2着に入っていた。
近年では2012年のオルフェーヴルの2着がもっとも勝利に近づいた年だった。
直線半ばで勝利を確信した人が多かったはず。
今年こそ日本馬の勝利を!
凱旋門賞・プレイバック
2019年の凱旋門賞を制したのは『ヴァルトガイスト(Waldgeist)』。三連覇を狙うエネイブルを見事差し切り、昨年4着のリベンジを果たした。
2着には1-3/4馬身差でエネイブル、さらに1-3/4差の3着にはソットサスが入った。
1着:Waldgeist・ヴァルトガイスト
2着:Enable(1-3/4馬身)
3着:Sottsass(1-3/4馬身)
4着:Japan(1/2馬身)
5着:Magical(6馬身)
勝ちタイム:2.31.97
勝利騎手:Pierre-Charles Boudot
馬場:Very Soft