ヴィクトリアマイルは2022年5月15日に東京競馬場で行われる春のマイル女王を決める一戦。ヴィクトリアマイルは2022年で第17回を迎え、昨年はグランアレグリアが制した。出走予定馬・予想オッズ・騎手・日程・賞金・過去の結果などをチェックしてみよう。
目次
2022年・ヴィクトリアマイルの結果は!?
2022年のヴィクトリアマイルを制したのは『ソダシ(Sodashi)』。残り1ハロンあたりから抜け出すとそのまま後続を完封。白毛のヒロインが3つ目のG1タイトルを手にした。
1着:ソダシ
2着:ファインルージュ(2馬身)
3着:レシステンシア(クビ)
4着:ローザノワール(ハナ)
5着:ソングライン(ハナ)
勝ちタイム:吉田 隼人
優勝騎手:1.32.2
馬場:良
2022年・ヴィクトリアマイルの出走予定馬をチェック
2022年・ヴィクトリアマイルの枠順が発表されました。
人気が予想されるところではレイパパレが7枠13番、ソダシは3枠5番、ソングラインは1枠2番に入りました。
果たしてどんな結末が待っているのか!?
5月14日にJRAから発表されたヴィクトリアマイルの前日最終オッズです。
1番人気はレイパパレで4.2倍、2番人気はソダシで5.9倍、デアリングタクトが6.5倍で続いています。
馬券に絡むのは人気馬か、穴馬か。
あなたの決断は?
2022年5月12日にJRAより発表されたヴィクトリアマイルに出走する馬の調教後に計測された馬体重一覧です。
輸送などでこの馬体重からさらに増減があることが予想されます。
当日の馬体重もしっかりチェックしてください。
(13日追記:JRAの発表に誤りがあり、デアリングタクトの馬体重を「488」に訂正しています。)
2022年のヴィクトリアマイルの出走予定馬を掲載しています(カッコの中は想定騎手)。
フルゲートは18頭となっています。
- アカイイト(幸英明)
- アブレイズ(菅原明良)
- アンドヴァラナウト(福永祐一)
- クリノプレミアム(松岡正海)
- シャドウディーヴァ(坂井瑠星)
- ソダシ(吉田隼人)
- ソングライン(池添謙一)
- デアリングタクト(松山弘平)
- ディヴィーナ(武豊)
- デゼル(藤岡康太)
- テルツェット(D.レーン)
- ファインルージュ(C.ルメール)
- マジックキャッスル(戸崎圭太)
- ミスニューヨーク(M.デムーロ)
- メイショウミモザ(鮫島克駿)
- レイパパレ(川田将雅)
- レシステンシア(横山武史)
- ローザノワール(田中勝春)
- エイシンチラー(未定)
- シャインガーネット(未定)
- リフレイム(未定)
- ギルデッドミラー(未定)
2022年・ヴィクトリアマイルの出走予定馬をピックアップしました。注目馬は随時追加していく予定です。
デアリングタクト・5歳牝馬
父:エピファネイア
母:デアリングバード
母父:キングカメハメハ
主な勝鞍:2020年・オークス
馬名の由来:大胆な+Tactics(戦法)より。大胆な戦法。父、母名より連想
前走:クイーンエリザベス2世カップ・3着(1番人気)
2020年に無敗で三冠牝馬を達成したデアリングタクトがヴィクトリアマイルで復帰予定。
1年ぶりのレースでどんな走りを見せてくれるか楽しみにしたい。
ソダシ・4歳牝馬
父:クロフネ
母:ブチコ
母父:キングカメハメハ
主な勝鞍:2021年・桜花賞
馬名の由来:純粋、輝き(サンスクリット)
前走:フェブラリーステークス・3着(4番人気)
ダートでも健闘した白毛のヒロイン。
G1を2勝している芝のマイル戦でさらなる輝きを放つ。
鞍上は引き続き吉田隼人騎手だ。
ファインルージュ・4歳牝馬
父:キズナ
母:パシオンルージュ
母父:ボストンハーバー
主な勝鞍:2021年・フェアリーステークス
馬名の由来:元気+母名の一部
前走:東京新聞杯・2着(1番人気)
昨年の桜花賞3着馬。
東京新聞杯では牡馬相手に2着と健闘した。
レイパパレ・5歳牝馬
父:ディープインパクト
母:シェルズレイ
母父:クロフネ
主な勝鞍:2021年・大阪杯
馬名の由来:帽子の縁の周りに飾るレイ(ハワイ語)。母名より連想
前走:大阪杯・2着(3番人気)
今年の2戦はいずれも2着だが、強豪牡馬相手に素晴らしい走りを見せている。
3歳以来となるマイル戦でもいい走りを見せてくれ。
レシステンシア・5歳牝馬
父:ダイワメジャー
母:マラコスタムブラダ
母父:Lizard Island
主な勝鞍:2019年・阪神ジュベナイルフィリーズ
馬名の由来:アルゼンチンにある州都の名。母の生産国より連想
前走:高松宮記念・6着(1番人気)
前走の高松宮記念では1番人気に支持されるも、+18kgの影響があったのか6着に沈んだ。
近走はマイルで結果が出ていないが軽視はできない存在。
アカイイト・5歳牝馬
父:キズナ
母:ウアジェト
母父:シンボリクリスエス
主な勝鞍:2021年・エリザベス女王杯
馬名の由来:赤い糸。父名より連想
前走:大阪杯・10着(4番人気)
昨年のエリザベス女王杯馬アカイイトが幸騎手とのコンビでヴィクトリアマイル参戦を表明。
初のマイル戦となるだけに距離短縮に対応できるかがカギとなりそうだ。
ソングライン・4歳牝馬
父:キズナ
母:ルミナスパレード
母父:シンボリクリスエス
主な勝鞍:2021年・富士ステークス
馬名の由来:オーストラリアに伝わる道の名。祖先の足跡
前走:1351ターフスプリント・1着(2番人気)
前走はサウジアラビアで行われた1351ターフスプリントを勝利。
世界で見せた力をG1の舞台でも。
アンドヴァラナウト・4歳牝馬
父:キングカメハメハ
母:グルヴェイグ
母父:ディープインパクト
主な勝鞍:2021年・ローズステークス
馬名の由来:北欧のニーベルンゲン伝説に登場する指輪
前走:阪神牝馬ステークス・2着(1番人気)
前哨戦の阪神牝馬ステークスでは0.1秒差の2着と上々の内容だった。
乗りなれた福永騎手とのコンビでG1制覇を狙う。
メイショウミモザ・5歳牝馬
父:ハーツクライ
母:メイショウベルーガ
母父:フレンチデピュティ
主な勝鞍:2022年・阪神牝馬ステークス
馬名の由来:冠名+アカシア
前走:阪神牝馬ステークス・1着(9番人気)
阪神牝馬ステークスを9番人気で制しファンを驚かせた。
G1でもう一仕事できるか。
ミスニューヨーク・5歳牝馬
父:キングズベスト
母:マンハッタンミート
母父:マンハッタンカフェ
主な勝鞍:2021年・ターコイズステークス
馬名の由来:女性+ニューヨーク。母名より連想
前走:中山牝馬ステークス・3着(1番人気)
昨年のターコイズステークス覇者。
決め手が生きる展開になれば。
テルツェット・5歳牝馬
父:ディープインパクト
母:ラッドルチェンド
母父:Danehill Dancer
主な勝鞍:2021年・ダービー卿チャレンジトロフィー
馬名の由来:三重奏、三重唱(音楽用語)。本馬が母の3番仔より連想
前走:中山牝馬ステークス・5着(3番人気)
昨年のヴィクトリアマイルは3番人気に支持されるも14着と大敗。
新コンビとなるレーン騎手を背に逆襲を誓う。
デゼル・5歳牝馬
父:ディープインパクト
母:アヴニールセルタン
母父:Le Havre
主な勝鞍:2021年・阪神牝馬ステークス
馬名の由来:翼(仏)
前走:阪神牝馬ステークス・3着(2番人気)
連覇を狙った阪神牝馬ステークスでは差し届かなかったものの内容のある3着。
今年こそ。
マジックキャッスル・5歳牝馬
父:ディープインパクト
母:ソーマジック
母父:シンボリクリスエス
主な勝鞍:2021年・愛知杯
馬名の由来:魔法の城
前走:阪神牝馬ステークス・5着(4番人気)
昨年の3着馬。
末脚生きる展開になれば。
シャドウディーヴァ・6歳牝馬
父:ハーツクライ
母:ダイヤモンドディーバ
母父:Dansili
主な勝鞍:2021年・府中牝馬ステークス
馬名の由来:影+神がかり的(ラテン語)
前走:金鯱賞・12着(7番人気)
このところ牡馬の一級戦相手に苦しい戦いが続いているが、牝馬同士ならもっとやれていい。
主な回避馬
アカイトリノムスメ・4歳牝馬
父:ディープインパクト
母:アパパネ
母父:キングカメハメハ
主な勝鞍:2021年・秋華賞
馬名の由来:赤い鳥(アパパネ)の娘
阪神牝馬ステークスは馬場入りの際に尻っぱねをして右トモを壁にぶつけて負傷し除外、その後右第3趾骨骨折を発症していたことが判明。
今後は引退し繁殖牝馬になることが発表された。
ロータスランド・5歳牝馬
父:Point of Entry
母:Little Miss Muffet
母父:Scat Daddy
主な勝鞍:2022年・京都牝馬ステークス
馬名の由来:桃源郷
ヴィクトリアマイルをパスし安田記念へ向かう。
前哨戦・参考レース
1着:ミスニューヨーク
2着:アンドラステ(1-1/4馬身)
3着:ギルデッドミラー(1/2馬身)
勝ちタイム:1.32.8
優勝騎手:M.デムーロ
馬場:稍重
1着:ロータスランド
2着:スカイグルーヴ(1/2馬身)
3着:タンタラス(1馬身)
勝ちタイム:1.19.7
優勝騎手:岩田 望来
馬場:良
1着:クリノプレミアム
2着:アブレイズ(1/2馬身)
3着:ミスニューヨーク(クビ)
勝ちタイム:1.46.8
優勝騎手:松岡 正海
馬場:良
1着:メイショウミモザ
2着:アンドヴァラナウト(1/2馬身)
3着:デゼル(クビ)
勝ちタイム:1.32.8
優勝騎手:鮫島 克駿
馬場:良
ヴィクトリアマイル2022の予想オッズ
2022年・ヴィクトリアマイルの予想オッズはこのように予想しています。
久々のマイル戦に挑戦する昨年の大阪杯馬レイパパレが1番人気に支持されると予想します。
上位5頭あたりまでが一桁オッズの人気でしょうか。
カッコ内はオッズとなっています。
- レイパパレ(3.5)
- ソダシ(4.0)
- ソングライン(5.0)
- デアリングタクト(6.5)
- ファインルージュ(7.0)
- レシステンシア(14.5)
- アンドヴァラナウト(19.0)
- ディヴィーナ(35.0)
- テルツェット(42.5)
- アカイイト(48.0)
- ミスニューヨーク(☆)
- マジックキャッスル(☆)
- シャドウディーヴァ(☆)
- デゼル(☆)
- クリノプレミアム(☆)
- アブレイズ(☆)
- メイショウミモザ(☆)
- ローザノワール(☆)
☆印は50倍以上と予想しています。
ヴィクトリアマイルの日程・賞金
2022年5月15日(日)東京競馬場
格:G1 1着本賞金:1億3,000万円
年齢:4歳以上牝馬 距離:1,600m(芝・左)
中2週と間隔が詰まるが再び東京1600mが舞台設定の安田記念が開催される。
過去にヴィクトリアマイルと安田記念を同一年度で連勝した馬は2009年のウオッカのみとなっている。
ヴィクトリアマイル・プレイバック
2020年のヴィクトリアマイルを制したのは『アーモンドアイ(Almond Eye)』。ルメール騎手が手綱を執った1番人気のアーモンドアイが直線で他馬を圧倒する末脚を披露。後続を突き放す圧勝劇でG1・7勝目を挙げた。その後、アーモンドアイは天皇賞秋、ジャパンカップも制しG1・9勝の新記録で有終の美を飾った。
2着には4馬身差でサウンドキアラ、さらにクビ差の3着にはノームコアが入った。
1着:アーモンドアイ
2着:サウンドキアラ(4馬身)
3着:ノームコア(クビ)
4着:トロワゼトワル(1/2馬身)
5着:ダノンファンタジー(1/2馬身)
勝ちタイム:1.30.6
優勝騎手:C.ルメール
馬場:良